

今宵また 障子の影に
風が鳴る
町の灯りが 水に揺れる
指先の 冷えを隠して
ひとり言
「平気だよ」と 口にしてみる
強がりは 癖になったまま
ほどけずに
胸の奥だけ 雨を抱いてる
けれど不意に
おまえさんの文が来る
短いほどに 深く沁みる
「無理ァするな」と ただひとこと
それだけで
今日がほどけて 春になる
会えぬ夜も 越えられる気がした
声もなく
抱きしめられた 気がした
川面には 月がほどけて
夢現
同じ空見て おるかいな、と
言えぬこと 増えてくほどに
言えること
「ありがとう」だけ 上手くなる
恋という字 墨が滲むみたい
触れたらさ
形が崩れ 消えそうで
だから今は
提灯みたいな その言葉
灯してくれりゃ それでいい
「気ィつけな」って それもまた
優しさの
刃じゃなくて 火になる
強がりの 背中をそっと解く
夜の中
わたしは静かに 泣かない
今宵また 障子の影に
風吹けば
おまえさんの声 胸に残りぬ
- 作詞者
Liminal Reverie
- 作曲者
Liminal Reverie, shintaro
- プロデューサー
shintaro
- 共同プロデューサー
Liminal Reverie
- プログラミング
Liminal Reverie

Liminal Reverie の“Koyoi, Shoji no Kage ni”を
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Koyoi, Shoji no Kage ni
Liminal Reverie
『Koyoi, Shoji no Kage ni』 は、雨の夜の部屋で、障子に揺れる灯りを眺めながら届いた“たった一言”に、心がほどけていく歌。
強がりの奥に残る寂しさを、琴や尺八の余韻とローファイの揺らぎでそっと包み、今宵の静けさをひとつの祈りに変える。
言葉が少ないほど、深く沁みる――そんな夜のための和楽器lo-fi。
アーティスト情報
Liminal Reverie
**Liminal Reverie(リミナル・レヴェリー)**は、 「現実と夢のあいだ」をテーマにした インストゥルメンタル・プロジェクト。 昼と夜のあいだ。 賑わいのあと。 現実と夢が、まだ分かれきらない瞬間。 そこに残る気配、余韻、空気を音にする。 和と洋、対になる二つの軸を持ち、 和:江戸lofi 洋:Liminal Reverie それぞれ異なる世界観で楽曲を制作している。
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