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歌詞

waterfall

イランド屋

いつかの湖がまた眼を覚ますのは幾つか柱が降るような頃だ

代えが効かないからひとつだけ選びな

空が泣き止む前に

確かな言葉は信じてはいないが どうしてかあなたはそれすら覆した

帰りの路地裏 ひび割れ赤い花 覚えがあるような気がした

随分と古いまじないの類か

それともいつか置き忘れたような

帰れない幻のなにかひとつだろうな

「それじゃあ、また明日」

不器用にひとつ笑って置き去りにしたあなたは深く潜っていく

舞い散った花弁 渦巻いて水浸しの声で貫いた

もう一度眠りについたら いつまでだって泳いでいける

微かな音が差し込んできたから そういえば日向を忘れてしまったな

水溜りを踏み抜いて走る背は 覚えてなんかいないだろうな

手品の種明かしみたいに 贈り物の箱が開くみたいに

始まりかけの世界に花束を 泣きわめく空によく似たサイダーを

白く凍っては落ちていく 帆を張った淡い藍色

怯えて泣いた静寂の中 積もるまま

風鈴の音色 繋げない左手

揺れ落ちた声を拾い上げた右手

随分と古いまじないに託した想いをいつか置き忘れたようだ

帰れない私へと きっと届けてくれ

そうして遠のいた 干上がってしまった朝の街に縋った私はどれほど歩いたらいい?

昇り立つ煙に掴まって見下ろす間違い探しは鈍色のまま続いている

「それじゃあ、また明日」

不器用にひとつ笑って置き去りにしたあなたは深く潜っていく

舞い散った花弁 渦巻いて水浸しの声で貫いた

もう一度眠りについたら もう二度と帰らぬように

いつまでだって泳いでいく

いつかの湖がまた眼を覚ますのは幾つか柱が降るような頃だ

代えが効かないからひとつだけ選びな

  • 作詞

    荒井龍

  • 作曲

    荒井龍

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