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Lyric

nano orb

Eland-ya

午前の微睡 間違いをひとつひとつ除いて

ひとりでいられない訳を探す僕は若い水脈

のべつ煽る風 橙の色の髪を束ねて

その背中が油絵に溶けていくのを見ていた

寝転んで幻とこれから起こる孤独を見せ合う

背比べでもしましょう 見えている丈がどれ程ズレているか

僕は今いくらか用意された未来を冷ましながら

それらしい間違い方で もたもた歩く

大きすぎた過ちの全部が全部戻らないものだとしてそこにすら意味はあるかな

日に焼けた写真立てを磨くだけの時間が今は続いてほしい

そうして暮れを悼んで溢す粒がいつも照らされるの

鮮やかな毛糸玉で日除けを編んで過ごす午後

独り言ちるのはやめにしなきゃ 僕が解けていく

降り積り重なって朝を作り上げる薄闇

「少しでも間違う事は許されない世界だもの」

黒焦げた天窓に明日食べるための光を映す

精悍な眼差しがあなたを作るひとつであること

確かめて笑んで迎えた五時前の穏やかな

それでいて強い雨はあなたを象って降り続いた

大きすぎた過ちの全部が全部戻らないものだとしてそこにすら意味はあるかな

掴めないでいる間にもそこら中に浮かんでいる祈りが眠たそうに時を待っている

日に焼けた写真立てを磨くだけの時間を今は壊してしまわないようにずっと抱いている

大きすぎた過ちは全部が全部戻らないもの

ねえ、どうして暮れを悼んで溢す粒はあなたにいつも照らされるのだろう

  • Lyricist

    Ryu Arai, Eland-ya

  • Composer

    Ryu Arai, Eland-ya

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