

1月のある日の朝
四角い団地の町で
生まれて初めて見る雪が
少年のほほでとけてゆく
くるぶしまでの長靴
切ったばかりの髪にスカーフを巻いた母親は
少年の手をひいて歩いてゆく
駅前のあの店は
北欧の国の名前
祝の日には町の誰もが
その店へ買いに行くという
町で一つだけのケーキ屋へ
リボンをかけた白い箱と
母と子の後ろ姿
追いかけるカメラは
その朝の物語を写すだろう
身体を持たない私は
公園脇の栗の木の枝に腰かけて
通り過ぎる三人を眺めていました
駅前のあの店は
北欧の国の名前
祝の日には町の誰もが
その店へ買いに行くという
町で一つだけのケーキ屋へ
町で一番のそのケーキ屋へ
いつしか忘れてゆくだろう
1月のある日曜日の朝
真っ白な団地の町のその風景
- 作詞者
村上華子
- 作曲者
村上華子
- グラフィックデザイン
村上華子
- ギター
村上華子
- ボーカル
村上華子
- アコーディオン
村上華子

村上華子 の“駅前のフィンランド”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
駅前のフィンランド
村上華子
駅前のフィンランド
アーティスト情報
村上華子
村上華子の他のリリース
