Lyric

ねえ、決して映画みたいな甘いものじゃなかったけど

薄く、薄く張った白い膜の様な距離を剥がし

凛とした空気の中に何度も熱を流しては

見えて来る輪郭に眠れそうもない日々で

心 重なる音を聞いていたの

仕草未満の言葉で好きと言って

言葉以上の仕草で打ち明けて

仕草未満の言葉で傷付けて

言葉以上の仕草で他人になって

ねえ、そして使い古した錆の付いたネジのように

上手く回らない言葉を持て余していたけれど

大事なものを信じてたの

昨日以上の本音で言ってみて

今夜未満の嘘なら許すから

昨日以上に不確かな2人なら

今夜すべてが溢れて水になって

ねえ、決して映画みたいな甘いものじゃなかったけど

震えて 触れて、振れて

現在を欲しがったの

仕草未満の言葉で好きと言って

言葉以上の仕草で打ち明けて

仕草未満の言葉で傷付けて

言葉以上の仕草で他人になって

仕草以上に静かな終わりを知って