俺の大東京のジャケット写真

歌詞

俺の大東京

井上琢朗

本日おいは長崎ば出て

夢ん街東京へと飛び立った

ビルの赤い目がおいを睨み

東京タワーはまた田舎もんかと笑う

昭和のときわ荘四畳半でおいの物語が始まる

畳くさか床に寝転びながら明日へと歌う

金も底つく頃 母からの仕送り

インスタントから顔出す諭吉と手紙

バイト先を飛んでオーディションへ行き

一次審査ではじかれる

なんばしよっちゃろかと手紙読みながら

あの牛丼屋の無料で付く味噌汁が今日はやけに染み渡る

俺の大東京 この街にはドラマがある

あのリーマンも派手なキャバ嬢も野望がある

夢へ続く道を道草食っていこうぜ

回り道やトンネルや坂道があるけど

欲しい夢より大切なものがきっとそこにあるから

都会の明かりが照らす

君よずっと幸せに

"あんちゃん”に憧れこの街に出てきたのに

今じゃあの子の家に転がり込んで紐生活さ

まさかそれが赤い糸だったなんてな

両国の街から安い酒だけが消え

ファンファーレの音で宴が始まる

最高の仲間と夢に酔う酒は

舐め合った傷と涙の味

可愛い妹も出来まして 兄とは思われてないけど

浅草キッドを聴きながら

いつか売れるとかかげた酒の泡のように弾けた夜

俺の大東京この街にはドラマがある

あの美容師も街のダンサーも野望がある

夢へ続く道を道草食っていこうぜ

回り道やトンネルや坂道があるけど

欲しい夢より大切なものがきっとそこにあるから

都会の明かりが照らす

客もなく自腹の渋谷ライブ

傘買う金もなく雨に打たれ

スクランブル抜けハチ公が笑う駅のホーム

本日おいは都会の真ん中で誰も聴いとらん歌ば歌っとります

夢とは何ですか?あの頃の自分に尋ねてみます 独り言

俺の大東京 俺にもドラマがある

笑い転げ泣き崩れこの街に染まったよ

今も忘れないよ あの街は心にある

天神山 海軍墓地 よく通った宝屋

俺らの大東京 それぞれにドラマがある

ジオラマの街 音の風吹き 最高の人に出逢う

欲しい夢より大切なものが人生にはあるから

あの部屋に明かりが灯る

恵比寿駅西口改札を抜ければ

あの頃の俺らがいる

  • 作詞

    井上琢朗

  • 作曲

    井上琢朗

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