

夜が
少しだけ
薄くなった
水平線の向こうが
ゆっくり明るくなる
海は昨日と同じなのに
色だけ変わっていく
風はまだ
静かなままで
波だけが
朝を知っていた
眠れなかったことも
悪くなかったと
思えたのは
この光のせいだった
潮が明けていく
少しずつ
世界の色が
戻っていく
急がなくても
朝は来る
そんなことを
海が教えていた
鳥の声が
遠くで聞こえる
誰かの一日が
もう始まっていた
コーヒーの湯気みたいに
空へ溶ける光
昨日までのことも
少しだけ軽くなる
何かが変わった
わけじゃない
でも
昨日とは違う朝だった
潮が明けていく
静かに
波の向こうで
静かに
新しい今日を
迎えるように
海は何も言わなかった
夜は
終わったんじゃない
朝に
溶けていっただけ
その境目を
見ていたかった
潮が明けていく
ゆっくりと
昨日も
今日も
つながっていた
ここからまた
歩いていける
そんな朝だった
夜が
海へ
溶けていった
- 作詞者
YOHAKU
- 作曲者
YOHAKU
- プロデューサー
YOHAKU
- ラップ
YOHAKU

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潮明
YOHAKU
アーティスト情報
YOHAKU
言葉にならなかったものを、そのまま残す音。 静かなトラックに乗せて、日常の中にある違和感や余白を描く。 特別じゃない時間、名前のつかない感情、 消えなかったものだけを拾い上げるように。 強くは言わない。 でも、確かにそこにある。
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