LADYMAID

  1. 春の月
  2. Urban Twiliiiight
  3. 僕が王様だった頃
  4. 愛しい人
  5. Small hand
  6. 雨に唄って
  7. 光あるうち光の中を歩け
  8. 彼女はずっと待っている

LADYMAID

「ハレ」と「ケ」という民俗学の言葉がある。「ハレ」は冠婚葬祭、つまりは「非日常」であり、「ケ」はそれ以外の毎日、つまり「日常」を指し示している。 古来より日本では、この「ハレ」の日にのみ、着飾り、飲み、あるいは騒ぐことが許されてきた。そうすることによって人々は「ケ」の鬱屈を吹き飛ばしてきた。 しかし時代は変わり、町中に櫛比する居酒屋、あるいは一年どこでも頻繁に行われるようになったフェス、今や毎日は過ごそうと思えば「ハレ」として過ごせるようになった。 それでは「ケ」はなくなってしまったのか? いや、例えば手あたり次第SNSを見ればすぐに分かる。「ケ」は「ハレ」がその手を広げた分、狭く、しかしより強く人々の首を絞め続けている。 「ハレ」に参加できない人たち。「ハレ」として生きられない人たち。「ケ」の中で苦しみ、もだえながら戦う人たち。 そんな人たちが聴く音楽はどこに行ってしまったのか? 言葉とメロディーが互い愛し合い、俺たちの心にいつも寄り添ってくれたあの幸福なロック・ミュージックは鳴り止んでしまったのか? もしもそうなら、どうすればいいのか。答えは簡単だ。自分たちで演奏して鳴らせばいい。哀しい時にこそ、必要とされるダンスだってある。 俺たちに賭けてくれないだろうか? 俺たちは君のことを裏切らない。 もっと正しく言うなら、俺たちは俺たちが愛してきた音楽を裏切らない。 どうか一人でも多く、俺たちが鳴らす音楽が届きますように。

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