Lyric

僕がそれを語るには　大事なものが欠けている

誰かを叫ぶ言葉には　心に反して動けない

青い街は広く深く　静かに落ちるデトリタス

あれも遠くゆらり光る　泡か涙かわからない

僕のことを呼ぶ言葉が聞きたかったんだ

誰か助けてよ　そんな言葉は聞こえていた

もしもさ　僕が呼ばれたなら

すぐに駆けつけるって言いたいが

だけどさ　僕も弱いからさ

君を呼べなかったんだ

僕が助けよう　なんて言えないよな

ここで日々が続く限り　大抵のものは塩辛い

舌の上に残る味　潮か涙かわからない

喉の奥の声はまた消えてしまったんだ

もしもさ　君が壊れたなら

僕がここに居るって言いたいな

だけどさ　それが言えないから

人は人のままなんだ

ゆらりとあの日の僕ら空も泳げていた

人を助けることをなぜ恐れてしまうんだろう

誰かが必要とするならば

なんて言葉はもうあんまりだ

僕らは人を助けていいんだと

証が欲しかった

もしもさ僕が呼ばれたなら

すぐに駆けつけるって言いたいが

だけどさ僕も弱いからさ

君を呼べなかったんだ

僕が助けようって言うんだよ、ノンヒーロー。