BATNAのジャケット写真

歌詞

BATNA

瀬乃一郎

伸べられた手を

掴んでも振りほどいても

どれもが筋書き通りなら いっそ

交わされる言葉

収束する虚像<イメージ>

私をみる眼は

遠くを見透かしている

交渉の先の決裂を見据えた代案を選ぶ余地は

とうの昔に捨てていた

投げられた賽

数えるだけの役目を務め続け

幕下ろすのか

死に損ないの前を

蝶が舞い去っていく

彼方の荒野を見ることもできずに

采配はとうに済んでいた

抜け出せない上演<ロールプレイ>

与えられたのはNPC

筋書きには干渉できない

やりなおしなんて利かない

こびりついた反復再生<リプレイ>

乗っ取られたのはFPS

指を咥え

カンショウ 感傷 鑑賞してる

だけ

朝焼けが鋼の海を

染め上げていく

愛しい嘘ごと塗り潰して

光が焦がすより速く感情は届く

彼方の嵐よ 私の涙を拭って

  • 作詞者

    瀬乃一郎

  • 作曲者

    瀬乃一郎

  • プロデューサー

    瀬乃一郎

  • プログラミング

    瀬乃一郎

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