・・り、 (vo.ともりん)のジャケット写真

歌詞

さらり

NyariSounds

朝のカーテン 透き通る光

昨日の雨粒は もう乾いていた

ほどけた靴紐 結び直したら

重たい足取りも 風にほどけていく

溜め息ひとつ ポケットの奥

小さく握りしめて歩いてたけれど

すれ違う街の ざわめきの中に

いつの間にか 溶けて消えていた

信号が変わる

それだけのことで

少しだけ景色が

新しく見えた

さらり さらり

流れていく水のように

つかめない風を

胸いっぱいに受けて

立ち止まる理由を

数えるのはやめて

ほどいた手のひら

空にかざしてみる

言いそびれた言葉も 置き去りの影も

夕暮れのチャイムが 遠くへ運ぶ

振り返る小道 伸びる影法師

足音だけが 小さく響いて

昨日までのこと

全部連れていかなくても

今日の私には

今日の風がある

さらり さらり

ほどけていく結び目

握りしめていたものは

なんだったろう

迷いも不安も

川の瀬に乗せて

ただ前を向いて

歩き出すだけでいい

ためらわずに

こだわらずに

みなもを渡る

ひとひらの葉のように

行き先なんて

まだ知らなくても

今吹いている風を

感じていればいい

さらり さらり

流れていく今日の日よ

未練も痛みも

優しく洗い流して

さらり さらり

変わっていく景色の中

明日の空へと

続いていく道

澄んだ呼吸で

踏み出していくよ

何も持たなくても

私は歩いていける

さらり さらり

風が吹き抜けていく

さらり さらり

また明日へと

さらり

さらり

さらり

  • 作詞者

    NyariSounds

  • 作曲者

    NyariSounds

  • プロデューサー

    NyariSounds

  • プログラミング

    NyariSounds

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『・・り。』

言葉の端に宿る、かすかな気配。
心がほどける瞬間、風が頬をかすめる速度、夜の底へ沈みゆく静けさ――。

本作『・・り。』は、日本語特有の繊細な情緒を宿す「〜り」で結ばれる3文字のオノマトペ・副詞をテーマにした、全12曲のコンセプト・アルバムです。

「さらり」と吹き抜ける風から始まり、「ひらり」「ゆらり」「ほろり」と心の機微をなぞりながら、夜明けの光の中へ浮かび上がる「ふわり」まで。アコースティックの温もり、洗練されたシティポップのグルーヴ、アンビエントのたゆたいが、移ろいゆく日々の輪郭を優しく描き出します。

日常の隙間に零れ落ちる、名付けようのない感情に寄り添う一作。どうぞ肩の力を抜いて、音の余白に身を委ねてください。

アーティスト情報

  • NyariSounds

    特定のジャンルに縛られず、その時々の強い関心や、求められる要請に対して最適なサウンドを導き出す変幻自在の音楽プロジェクト。 ファンク、レゲエ、ジャズといったブラックミュージックの系譜から、実験的なポップ/ラップ・ビート、さらには世界各国の民族音楽をブレンドしたインストゥルメンタルまで、その手札は多岐にわたる。 「枠に収まらないこと」それ自体がNyariSoundsのシグネチャーであり、ルーツ。デジタルプロダクションの技術を駆使し、あらゆるテーマやビジュアルを鮮烈な音像へと昇華させる。次にどの扉を開けるのか、その予測不能なクリエイティビティこそが最大の魅力である。

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