

水たまりに映る 夕暮れの月
波紋がひとつ 静かに輪を広げる
言葉にならない 迷いのカケラが
心の底で ゆっくり揺れている
誰かの答えを 探すたびごとに
自分の輪郭が 滲んで消えそうで
夜の気配が 部屋を包み込む
キャンドルの火が 小さく呼吸する
まだ決めなくても
いいことばかり
夜は急がずに
ここにいてくれる
ゆらり ゆらり
水面の月のように
輪郭をなくして
漂えばいい
急いで決めることなんて
何もないから
ただ揺れるままに
身を任せて
ゆらり ゆらり
夜に溶けていく
カーテンのすき間 忍び込む風が
古いオルゴールを 鳴らすみたいに
抱えきれない 明日の重さを
少しずつ遠くへ 運んでくれる
答えのないまま
眠る夜だって
きっといつか
朝へつながっていく
ゆらり ゆらり
波間に浮かぶ舟
行き先は星が
教えてくれる
掴もうとする手を
そっとほどいて
いまこの静けさを
抱きしめる
ゆらり ゆらり
影が重なる
正しいのか
間違っているのか
白黒つけない
曖昧な場所で
ただ静かに
波に揺られながら
まだ知らない
本当の自分を
待っている
ゆらり ゆらり
夜の深まりへと
急ぐ針の音を
遠くに逃がして
迷うこともまた
生きている証
朝が来るまでは
このままで
ゆらり ゆらり
たゆたいながら
ゆらり ゆらり
水面の月のように
消えそうな光を
そっと抱いて
ゆらり ゆらり
水面の月
ゆらり ゆらり
眠りにつくまで
ゆらり
ゆらり
- 作詞者
NyariSounds
- 作曲者
NyariSounds
- プロデューサー
NyariSounds
- プログラミング
NyariSounds

NyariSounds の“ゆらり”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- 1
さらり
NyariSounds
- 2
ひらり
NyariSounds
- 3
ふらり
NyariSounds
- ⚫︎
ゆらり
NyariSounds
- 5
ほろり
NyariSounds
- 6
くるり
NyariSounds
- 7
ぽつり
NyariSounds
- 8
ころり
NyariSounds
- 9
ちらり
NyariSounds
- 10
とろり
NyariSounds
- 11
きらり
NyariSounds
- 12
ふわり
NyariSounds
- 13
おさんぽ (ともりん)
NyariSounds
- 14
マイヒーロー (ともりん)
NyariSounds
- 15
オーマイディア (ともりん)
NyariSounds
『・・り。』
言葉の端に宿る、かすかな気配。
心がほどける瞬間、風が頬をかすめる速度、夜の底へ沈みゆく静けさ――。
本作『・・り。』は、日本語特有の繊細な情緒を宿す「〜り」で結ばれる3文字のオノマトペ・副詞をテーマにした、全12曲のコンセプト・アルバムです。
「さらり」と吹き抜ける風から始まり、「ひらり」「ゆらり」「ほろり」と心の機微をなぞりながら、夜明けの光の中へ浮かび上がる「ふわり」まで。アコースティックの温もり、洗練されたシティポップのグルーヴ、アンビエントのたゆたいが、移ろいゆく日々の輪郭を優しく描き出します。
日常の隙間に零れ落ちる、名付けようのない感情に寄り添う一作。どうぞ肩の力を抜いて、音の余白に身を委ねてください。
アーティスト情報
NyariSounds
特定のジャンルに縛られず、その時々の強い関心や、求められる要請に対して最適なサウンドを導き出す変幻自在の音楽プロジェクト。 ファンク、レゲエ、ジャズといったブラックミュージックの系譜から、実験的なポップ/ラップ・ビート、さらには世界各国の民族音楽をブレンドしたインストゥルメンタルまで、その手札は多岐にわたる。 「枠に収まらないこと」それ自体がNyariSoundsのシグネチャーであり、ルーツ。デジタルプロダクションの技術を駆使し、あらゆるテーマやビジュアルを鮮烈な音像へと昇華させる。次にどの扉を開けるのか、その予測不能なクリエイティビティこそが最大の魅力である。
NyariSoundsの他のリリース



