・・り、 (vo.ともりん)のジャケット写真

歌詞

ちらり

NyariSounds

夕暮れの交差点

信号待ちの群れ

ガラス張りのカフェで

向かい合って座る

何気ない会話の途中

視線を外したとき

横顔の向こう側に

夕日が差し込む

見つめ合い続けるのは

照れくさいけれど

逸らした瞳の端で

あなたの指先を探す

言葉にできない

距離を測るみたいに

グラスの水滴が

ゆっくりと落ちた

気づいたかな

気づかないかな

ほんの少しだけ

近づいた距離

何でもないふりをして

笑っているけど

心だけ

先に振り向いてる

ちらり ちらり

視線が重なる

ほんの一秒の

いたずらな合図

気づかないふりで

微笑んでみせる

言葉よりも確かな

心の揺らぎ

ちらり ちらり

かすめる光

スマートフォンの画面を

伏せたテーブル

話の途切れ目さえ

心地よくなってきた

全部を知ろうとしない

このバランスが

二人の影を

優しく近づけていく

聞かないことにも

意味があるなら

今はまだ

このままでいい

触れそうで

触れない距離が

少しだけ

愛おしいから

ちらり ちらり

本音がのぞく

隠しきれない

淡いときめき

まっすぐ見つめる

勇気はないから

横目で追った

その笑顔を

ちらり ちらり

焼き付けておく

すべてを言葉に

しなくてもいい

隙間があるから

想像できる

すれ違いざまの

わずかな瞬間

秘密のドアが

少しだけ開く

ちらり ちらり

街の明かりが

灯り始める

黄昏のなかで

見送る背中に

もう一度だけ

そっと投げかけた

無言のサイン

ちらり ちらり

心に残る

ちらり ちらり

振り返ったなら

さっきより少し

近い気がした

ちらり ちらり

視線が合って

ちらり ちらり

夜が始まる

  • 作詞者

    NyariSounds

  • 作曲者

    NyariSounds

  • プロデューサー

    NyariSounds

  • プログラミング

    NyariSounds

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『・・り。』

言葉の端に宿る、かすかな気配。
心がほどける瞬間、風が頬をかすめる速度、夜の底へ沈みゆく静けさ――。

本作『・・り。』は、日本語特有の繊細な情緒を宿す「〜り」で結ばれる3文字のオノマトペ・副詞をテーマにした、全12曲のコンセプト・アルバムです。

「さらり」と吹き抜ける風から始まり、「ひらり」「ゆらり」「ほろり」と心の機微をなぞりながら、夜明けの光の中へ浮かび上がる「ふわり」まで。アコースティックの温もり、洗練されたシティポップのグルーヴ、アンビエントのたゆたいが、移ろいゆく日々の輪郭を優しく描き出します。

日常の隙間に零れ落ちる、名付けようのない感情に寄り添う一作。どうぞ肩の力を抜いて、音の余白に身を委ねてください。

アーティスト情報

  • NyariSounds

    特定のジャンルに縛られず、その時々の強い関心や、求められる要請に対して最適なサウンドを導き出す変幻自在の音楽プロジェクト。 ファンク、レゲエ、ジャズといったブラックミュージックの系譜から、実験的なポップ/ラップ・ビート、さらには世界各国の民族音楽をブレンドしたインストゥルメンタルまで、その手札は多岐にわたる。 「枠に収まらないこと」それ自体がNyariSoundsのシグネチャーであり、ルーツ。デジタルプロダクションの技術を駆使し、あらゆるテーマやビジュアルを鮮烈な音像へと昇華させる。次にどの扉を開けるのか、その予測不能なクリエイティビティこそが最大の魅力である。

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