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歌詞

ネコの私にアイスをください

SMIRE

太陽がじりじり焼きつける午後

「だいじょうぶだよ」って 手を振った私を

あなたは 少し心配そうに見てたね

ネコみたいに気ままで 誰にも縛られず

好きなことばかりして生きてきたけど

あなたのやさしさだけは 少しくすぐったくて

まっすぐ見つめ返せなかった

あの日の空は 嘘みたいに青く

風すら吹かずに 私をつつみこんでいた

足元がふらついて 視界が揺れた瞬間

あなたの呼ぶ声が 遠くで波のように響いた

ぼんやりと滲んだあなたの笑顔が

胸の奥で静かに ひかりを放った

気がついたら 知らない天井と

遠くで鳴るモニターの音

あなたがいて 笑っていた

なにも言わずに そっと私の好きなアイスを差し出した

口に運んだひとさじに

あなたのすべてが詰まってた気がして

甘くて少し しょっぱい味がした

それは涙と一緒に 流れた想い

ずっと気づけなかった あなたの愛に

私は ようやく「ありがとう」を伝えた

天真爛漫な私を そっと抱きしめてくれた

わがままも自由も 全部受け入れて

ただ黙って 寄り添ってくれたあなたが

私のいちばん 大切な人だったんだ

こんなにも世界はやさしかった

あなたがいたから 私はここにいる

いつかまたあの夏の日を思い出したら

あのアイスの味と一緒に 微笑みたい

窓の外 蝉の声が響いて

静かな午後に あなたと過ごす奇跡を思う

  • 作詞者

    SMIRE

  • 作曲者

    SMIRE

  • プロデューサー

    SMIRE

  • ボーカル

    SMIRE

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    ネコの私にアイスをください

    SMIRE

SMIRE「ネコの私にアイスをください」
―気まぐれな私と、あなたのやさしさが交差する、真夏の奇跡―
まるで一本の映画を観終えたあとのような静かな余韻が、聴き手の心を包みこむ。
それがSMIREの新曲「ネコの私にアイスをください」だ。
この曲は、ただのラブソングでも、ただのバラードでもない。
視覚・聴覚・味覚・触覚、そして心の深層にまで染みわたる、五感すべてを使って紡がれた“音の物語”。
気ままで自由奔放、ネコのように生きてきた「私」が、ある夏の日に出会った"優しさ"に気づき、心の奥がやさしく揺さぶられていく――そんなひと夏の奇跡が、繊細な音と詞で描かれている。

■ 「わたし」が初めて触れた、“本物のやさしさ”
暑さに負けず笑っていた「私」は、ある日突然、真夏の陽射しの下で倒れてしまう。
目の前がかすんで、世界が遠のいていくそのとき――ぼんやりと聞こえたのは、彼の声。
心配そうに手を差し伸べてくれるその人が、どれだけ「私」の日常を支えてくれていたのか、初めて気づく。
病院のベッドで目を覚ましたとき、彼は黙って、私の大好きなアイスを差し出す。
ただ、それだけ。
その一さじの冷たくて甘くて、でもどこか塩味のするアイスに、彼のやさしさと、伝えきれなかった想いがすべて込められていた。

■ 音とことばが紡ぐ“記憶の映画”
ピアノの音から始まる静かなイントロは、まるで夏の午後に差し込む光のようにやわらかい。
そこに重なるのは、SMIREの澄み切った透明な歌声。
ネコのように自由で奔放だった「私」が、少しずつ変わっていく心の動きが、細やかな描写とともに丁寧に描かれている。
詞の中には、「視界が揺れた瞬間」「知らない天井」「モニターの音」「一さじのアイスの味」など、映画のワンシーンのような情景が次々に浮かぶ。
聴く者は自然とその映像の中に入り込み、まるで自分が「私」になったかのような錯覚に陥る。
そして迎えるクライマックス――
“こんなにも世界はやさしかった”という一節は、まさにこの曲の核。
どんなに自分勝手に生きてきたとしても、誰かのやさしさはいつもそばにあった。
それに気づく瞬間、すべてが愛しく、いとおしく変わっていくのだ。

■ 「自由」と「わがまま」の狭間で
この歌に登場する「私」は、いわゆる理想的な人物ではない。
気まぐれで、自由で、ちょっとわがまま。
それでも、そんな自分を丸ごと受け止めてくれる誰かがいたとき、人は初めて「本当の愛」に気づくのかもしれない。
誰にも縛られずに生きてきた「ネコの私」が、自分の弱さや他人のやさしさにふれ、心をひらいていくプロセス。
それはとても静かで、ゆるやかで、そして強い。
この楽曲は、自分を肯定することができなかった人にもそっと寄り添ってくれる。
「ありがとう」と素直に言えなかった誰かの背中を、やさしく押してくれる。

■ SMIREが描く“心の温度”
歌い手であるSMIREの声には、どこか体温を感じさせる温もりがある。
高く伸びるサビ、そっと語りかけるようなブリッジ、そして余韻を残すアウトロ。
どの瞬間にも、決して誇張されない、けれど確かに心に残る“やさしさ”が存在している。
彼女の声は、まるで冷たいアイスが口の中でゆっくり溶けていくような、不思議な安心感を与えてくれる。
それは、ただの美しい声ではない。
誰かを本気で思い、見つめてきたからこそ生まれる、本物のぬくもりだ。

「あのアイスの味と一緒に 微笑みたい」
その一節に、この曲のすべてが詰まっている。
日常の中にある、小さな気づき。
見逃していたやさしさ。
そして、想いを伝えることの尊さ。
SMIREが贈る「ネコの私にアイスをください」は、
すべての“遅れて届いたありがとう”を抱きしめる、極上のサマー・ラブバラード。
この夏、あなたにもきっと――思い出す「誰かのやさしさ」があるはず。
その瞬間、そっとこの曲を聴いてほしい。
きっと心の奥で、氷のようにとけていなかった何かが、静かに動き出す。
忘れられない夏の味が、ここにある。

アーティスト情報

  • SMIRE

    こんにちは、すみれです!私は「世界中に笑顔とハッピーをお届けしたい」――その一心で、日々活動しています。音楽には、人の心を温めたり、励ましたり、時にはそっと寄り添ったりする不思議な力があると思っています。だからこそ、私の音楽を通して、みんなの心が少しでも明るくなったり、元気になれたりするように、心を込めて一曲一曲を届けています。 毎朝、TikTokにて新しい楽曲をリリースしています。日々の暮らしの中で、ちょっとした癒しになったり、背中を押す存在になったりするような曲をお届けしたいと思っています。特に好評だった楽曲はフルバージョンとして厳選し、より深く楽しんでもらえるようにしています。音楽を通して、みんなと心がつながる瞬間が、私にとって何よりの幸せです。 私の歌を聴いて、ちょっとでも「今日も頑張ろう」って思ってもらえたり、「なんだかほっとするな」と感じてもらえたりしたら、それが私の一番の願いです。どんな日も、音楽がそっと寄り添い、あなたの心を温かく包み込めるように。 これからも、たくさんの笑顔とハッピーを届けられるように頑張ります!ぜひ、私の音楽を聴いて、一緒に楽しい時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。いつも応援してくれるみんなに感謝を込めて。ありがとう!

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