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歌詞

さらり

宮崎 奈穂子

さらり 夜の風が身体中染み込んでく

ゆらり 滲む世界は…

乾いた喉に染み込んでいく水分

小さなベランダ 遠くに聞こえる電車の音

幸せはため息じゃ逃げないよ、と

なんなら深呼吸よりいいんだ、とか

あなたが置いてった屁理屈が この部屋には多すぎる

さらり 夜の風が身体中染み込んでく

ゆらり 滲む世界は無機質に輝いてる

ちっぽけでみっともないこんな夜は 大人だってどうしようもない

見上げた空に今夜も星は見えなくて

期待を自覚する前に にべもなく断られたよう

あなたの記憶に残った私 どんなこと言ってどんな顔してた?

あなたの言葉嬉しかったのに 信じることだけができなかった

さらり 夜の風が身体中染み込んでく

ひとりぼっちのベランダ ひとりぼっちの静けさ

あの時もあの日々もやり直せたら だけどきっと結末は同じ

さらり 夜の風が身体中染み込んでく

ゆらり 滲む世界に優しさもちゃんとあること知ってるから

夜の風が身体中染み込んでく

ひとりぼっちのベランダ ひとりぼっちの静けさ

ちっぽけで苦しくて消えそうな夜も

自分でちゃんと抜け出すから

もう少しだけ このまま

  • 作詞

    宮崎 奈穂子

  • 作曲

    宮崎 奈穂子

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