Seven days of cicadas and me (Rock ballad_ver.2) Front Cover

Lyric

Seven days of cicadas and me (Rock ballad_ver.2)

a.T

アスファルトが カゲロウを揺らす 午後

鳴り止まない電話と 無機質なキーボードの音

心をすり減らして 何を僕は得たんだろう

窓の外で響くセミの声が 耳障りだった

逃げるように飛び出した ビルの森を抜けて

名前も知らない公園の ベンチに倒れ込んだ

目を閉じても聞こえてくる 命を削るような音

頼むから少しだけ 静かにしてくれよ

目の前の木から 何かが

ポトリと 落ちてきた

一瞬の静寂と スローモーション

けたたましいコーラスが ひとつ消えた

鳴き止んだセミが 目の前で止まった

あんなにうるさいと嫌った声が

土に還る最後の叫びだったんだ・・

たった七日間の命を燃やして

君は何を伝えたかったの?

近くの幹には 透き通った抜け殻

かつて僕にもあったはずの 夢や希望の跡

いつからだろうな こんな風に心が小さくなって

空を見上げることも 忘れてしまったのは

夕暮れが迫って ビルの灯りが増していく

ヒグラシの声が遠くで 響き始めた

「時間だよ」と急かすように 季節は通り過ぎていく

僕の夏はまだ 終われないはずなのに

手を伸ばしても もう動かない

小さな命に 自分を重ねてた

鳴き止んだセミが 僕に問いかける

「お前は本気で 今を生きているのか」と

あんなにうるさいと嫌った声が

「まだ終わるな」と叫ぶエールに聞こえた

たった一度きりの命を燃やして

僕は明日 どんな歌を歌う?

君の七日間と 僕のこれからの日々

どっちが重いかなんて それは分からない

でも ありがとう 確かな勇気をくれたよ

顔を上げて もう一度歩き出すよ

ヒグラシの声が 夜の闇に染みていく

公園の灯りが そっと僕を照らした

明日もきっと セミは鳴くだろう

僕も 僕の歌を 歌おう・・

明日もきっと セミは鳴くだろう

僕も 僕の歌を 歌おう・・

  • Lyricist

    a.T

  • Composer

    a.T

  • Producer

    a.T

  • Co-Producer

    Brev

  • Synthesizer

    Brev

  • Vocals

    a.T

Seven days of cicadas and me (Rock ballad_ver.2) Front Cover

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