

「許されるならあなたがいい」
濁せず胸に残る
爪弾く夢じゃ適わない
黄昏 誰そ彼
水面で跳ねる斜陽が
うるさくて目が眩む
心が跳ねるのはどうして
分かっていたのに
ただの言葉ひとつにも夢を抱いて
ちぎる花びらに背中押されて
話の種を探した
くだらない話が心地よかった
あの日あなたが
変わったような気がした
望んでもいないのに
胸が痛くてしかたなくて
らしくないあたしだ
明日もきっとどうせこうだ
あなたと取り違えたノート
その文字を指で追う
寂しくって布団が乱れてゆく
頭の中 心の中 そんな感じ
ただの言葉ひとつすら胸を焦がして
一縷の望みの先に縋って
皺の紙きれ握った
優しい言葉が欲しいわけじゃない
遊びならあたし
こんな馬鹿じゃない
それだけ
ふたりでいられたらとか
どうでもいい
あるわけがない
あなたはいないのに
まだそうやってるの
もう散々だ
無邪気な笑顔が嬉しいはずなのに
すべてがどうも火照る釘みたい
ここから動けない
あなたが戻るのが
槿くらいすぐであればいいのにな
ねぇ 君もそう思うでしょう?
ただの言葉ひとつにも夢を抱いて
ちぎる花びらに背中押されて
話の種を探した
くだらない話が心地よかった
あの日あなたが
変わったような気がした
望んでもいないのに
胸が痛くてしかたなくて
らしくないあたしが
今しかいないとしても
あなたがいて欲しいと
思うのはきっと本当だ
- 作詞者
鈴木窓司
- 作曲者
鈴木窓司

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槿花一朝
鈴木窓司
前作アルバム「branch」から約4ヶ月ぶりのリリースとなる楽曲「槿花一朝」。
四字熟語「槿花一朝」の字面からストーリーを想像し、実際の意味とかけあわせて制作した楽曲。
なお、本楽曲にはギター録音を同級生が担当している。
また、今作を第1弾として5ヶ月連続シングルリリースを予定している。
アーティスト情報
鈴木窓司
鈴木窓司(すずき そうし)はインターネット上で活動しているアーティスト。4月12日生まれ。理系。 中学時代に音楽を始め、次第に作曲に触れる。 人肌のような温かさをもつ音楽を目指して活動している。 2023年より活動を開始し、2月に初音源となるアルバム「branch」、6月にシングル「槿花一朝」、7月に「カプセルトイ」といった楽曲を配信し、それぞれの楽曲は異なるアプローチによって制作されている。 最新曲「Babycall」は緩やかなテンポにループするコード進行の中で展開される、ひとりでのくだらない瞬間を切り取った歌詞とメロディは、統一感と遊びのバランスが絶妙である。 また、ジャケットイラストは鈴木本人が初めてデジタルのみでのデザインを手がけた。
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