The Elements Front Cover

Lyric

Existence

RUNNER

いつまで繰り返す

過ぎる日々が誘う諦め

いつまで繰り返す

過ぎる日々にまみれて消える

浅はかは瞬き やがては消える

問いただす 問いただせ

浅はかは瞬き やがては消える

問いただす

今までの在り方

何もできないとほざく

そんな生き様

  • Lyricist

    RUNNER

  • Composer

    RUNNER

The Elements Front Cover

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大阪POWER VIOLENCE/DEATH/GRIND/HARDCOREをハイブリッドに蹂躙するRUNNERのNew 7"epが、PALM/火影の高橋氏が運営するDELIVER B Recordsよりリリース!

6曲で約10分という短尺にありとあらゆるエクストリームな要素をこれでもかというほど凝縮。近年やたらとパワーバイオレンスにNYHC経由なモッシュパートを挿入するようなバンドが増殖し目立つようになったが、世界中を見渡してもここまでの解像度で旨味を引き出しているバンドはそうそういないだろう。完全に差別化されたる大きな理由の一つは、各楽曲内の全パートが必ず他のパートを引き立てあう形で共存と衝突を繰り返している点にあるが、その暴力性の高さと音楽性の豊かさを両立させるインスパイア元の角度は特筆すべきものがある。例えば随所に見せる爆発的なブラストパートや疾走パートは、前後するブレイクダウンパートの凶暴性を増幅させるために機能している(その逆もまた然り)わけだが、これも単にBPMを落としただけのパートではなく、明らかにウインドミルスタイルのクラウドキルなモッシュを誘発させることを狙った、90~00'sクイーンズ界隈のひと気のない殺伐としたピットを想起させるビートダウンパートから着想を得ている。

Assückを聴いてウインドミルするフィジカル感覚、DYINGRACEのデスメタル解釈、ジャパニーズハードコアやクラストコアにおける猛烈なスピード感のグラインド解釈など、メンバー自身が埋めてきた全てのミッシングリンクは、関西ハードコア/パンク古くからの良さでもあるジャンルごった煮感の中で自ら体感し、さらに特異な巡り合わせや文脈の中で経験し体得してきたゆえの説得力に満ち溢れたものだ。また、生々しくザラついた血なまぐさい音像は、拡声器のように歪みながら煽り立てる日本語Vo.も相まってスタジオ1発録りや初期デモのような衝動や緊張感が詰まっており、演奏はスキルフルで整合感抜群ながらもRUNNER社比の黄金バランスな仕上がりに。PALMやBURNING SIGNといったメンバーが別で所属するバンドの名前も挙げておきたい。

ミックス・マスタリングは近年グッドワークが相次いでいるPALMのギタリストであり、M4II STUDIOのアキラ氏。そして公開直後に話題となった新鮮なアートワークは、名古屋のイラストレーター”TOMOTERU NISHIMURA HOMME”氏によるもの。様々な面で非常に完成度の高い一品となった。

Artist Profile

DELIVER B Records

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