Lyric

流れ星は願いをきいて

天に届けてくれるという

ならば僕は君の命が

続く様に願おう

………

空気は澄み

木々は奏でて

時は止めどなく

やがて僕らの足跡も

押し流していくのだろう

僕らで描いた日々の先に

些細な色重ねて

眠ったまま、帰らぬ君に

見上げる事のない星を贈ろう

「最後の夜」と

そう告げられた

A night with a beautiful moon

星を捕まえに行く

………

街の光 星は滲んで

手が届きそうもない

走るもっと深淵に

星のある場所へ

間もなくして世界は終わる

赤く染まるまんまる月と

俯いたまま眠る横顔

晴れ渡った空

鼓動が叫んでいる

………

白く染まる 君の影が

乗り込んだ 朧な客船

出航時刻 迫る夜明け

沈む月を見送りながら

頬を伝う流れ星

落ちて行く

………

どこへ行くの？

まだ行かないで

届け声この夜超えて

手を伸ばして僕はついに

星を捕まえた

駆ける 風よりも早く

駆ける 君の元に

今日という日を終わりにして

二人で明日へ

歩いて行こう

朝に届け

…………