

いらっしゃいませって 声を整えて
感情はロッカーに 今日も預けた
いい子だねって タグを貼られて
返品不可の笑顔を差し出す
可愛いねって 軽く言うけど
その目は 私を見てない
減っていくのは ハートの容量
増えていくのは いいねの数だけ
ねえ 期待通りでしょ
ズレないように まばたきも計算
壊れないようにじゃない
壊れてるの 見せないだけ
ほら かわいいでしょう
ガラス越しのスマイル
触れない距離で 夢を見て
安全圏から 愛を投げて
私が空っぽでも
それは仕様です
満たされるのは
あなたの退屈だけ
「推せる」「尊い」
便利な言葉が 刺さって抜けない
本音はどこって?
そんな質問 置き配でいい
夜にひとりで 電源を切る
鏡の中 誰だっけ
演じるほどに 上手くなる
自分じゃない誰かの人生
同情はいらない
理解もしなくていい
ただ 無邪気なままで
消費するこの顔をみてて
ねえ かわいいでしょう
壊れない人形
泣かない設定 完璧で
都合のいい夢を生きてる
私の温度がゼロでも
あなたは今日も
「癒された」って帰るんでしょ
笑顔の裏は 立ち入り禁止
覗くなら 覚悟して
可愛いは 免罪符じゃない
刃物みたいに よく切れる
ほら かわいいでしょう
最後までスマイル
疑わないで そのままで
あなたは何も 知らなくていい
演じ切ったあと静かに思う
この世界のほうが
よっぽど冷たいって
「ありがとう」って今日も言えた
それだけで
私はプロでしょう?
- 作詞者
CatBeat
- 作曲者
CatBeat
- プロデューサー
CatBeat
- シンセサイザー
CatBeat

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空っぽでも仕様です
CatBeat
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空っぽでも仕様です (Reimagined ver)
CatBeat
笑顔は商品、感情は非売品。
そんな倒錯した世界を、丁寧にラッピング。
接客、承認欲求、消費されるかわいさ、演じ続けるプロ意識。
その裏で静かに摩耗していく心を、
鋭い言葉と痛快なメロディで描きました。
誰かの理想を満たすたび、自分が空になっていく。
それでも「ありがとう」と言える強さは、
美しさなのか、悲しさなのか。
そのへん曖昧なまま拍手しがちです。
可愛いだけでは終わらない。
笑顔の奥に潜む怒り、孤独、誇りまで鳴らし切る、
現代へのアイロニカル。
アーティスト情報
CatBeat
「絶望を、中毒的なメロディーへと書き換える。」 CatBeat(キャットビート)は日本の音楽クリエイター。 ミュージシャンとしてのバックグラウンドがあり、 2025年10月より「作詞・作曲」という根源的な表現へ移行。 現在はTikTokを中心に、楽曲を発表し続けている。 特徴的なのは、人間の「負」の側面を肯定するような力強いメロディ。 現代を生きる人々が抱える孤独、絶望、そして渇望するような愛。 心の奥底に眠る剥き出しの叫びを、一度聴いたら離れないキャッチーな旋律へと昇華させ、 リスナーの感情をハックする没入体験を提供する。
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