なぜ、あの日のことが
刺さったまま離れない
それでもまだ癒えない
傷がこの肌を苦しめていく
仮初めの言の葉が
ぽろり落ちてゆくの
確かに見ていた
この深い穴の底藻掻いていた
唯何かに怯えて
刻が過ぎゆく頃を待っていた
・・ こうなることが定めか
それとも ・・
止まらない抑えきれない邪
この疑懼の念が
情緒の明度すら奪ってゆくのだろう
ほら
業病、騒めいて滂沱
溢れて満ちることない
「もしも」がこの精神腐らす
呪文でも温度も記憶も
全部流れてしまえたらいいのに
確かに見ていた
隙間から漏れい出た望月まだ
何かに喩えて
その実を知ろうとすらしない侭
誰かをずっと
描いていたような気がしていた
・・ 堪え切られない想いを
抱いたまま ・・
- 作詞
IDONO KAWAZU
- 作曲
IDONO KAWAZU
IDONO KAWAZU の“青宝玉と燕”を
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- 1
仏手柑の寐
IDONO KAWAZU
- 2
木通を嗤ふ
IDONO KAWAZU
- 3
賽の賭け目
IDONO KAWAZU
- 4
虎月と鬼灯
IDONO KAWAZU
- 5
噎せる山椒
IDONO KAWAZU
- ⚫︎
青宝玉と燕
IDONO KAWAZU
- 7
饐える葡萄
IDONO KAWAZU
- 8
竜髭と培根
IDONO KAWAZU
- 9
彩の接ぎ目
IDONO KAWAZU
- 10
矮星を纏ふ
IDONO KAWAZU
- 11
仙人掌の禱
IDONO KAWAZU
IDONO KAWAZU三発目アルバム。
アーティスト情報
IDONO KAWAZU
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