歌詞

月明かり 墓地を照らす 十月の終わり

土の扉 押しのけて 目が覚める

硝子(ガラス)の瞳 壊れた腕 それでも歩く

あの日の私 思い出せない 記憶は空白

呪文か 魔法か 誰かのいたずら？

朽ちたこの体に 灯った 衝動

満月が 呼び覚ます ゾンビが叫ぶ

「キャンディーをくれ」じゃないの 嗚呼(ああ)

渇いた喉 震える声 愛した名前を叫ぶ

誰か 私を 覚えていますか？

戻りたい あの温もりへ

でも手は 君を 掴むだけ

街の中 揺れるランタン カボチャの笑顔

騒ぐ子供 仮装の群れ すり抜けてく

反射的に 手を伸ばせば 悲鳴が跳ねる

「怪物」って 指をさされて 胸が チクッと疼く

壊れた鏡 映ったのは 昔の面影(おもかげ)

零(こぼ)れた涙は もう 腐臭の雫(しずく)

満月が 呼び覚ます ゾンビが叫ぶ

「トリック or トリート」じゃないの 嗚呼

渇いた喉 震える声 愛した名前を叫ぶ

誰か 私を 止めてくれますか？

戻りたい あの日々へ

でも足は 君を 追いかける

覚えてる あなたの髪の 香りを

覚えてる 交わした 約束を

この身体(からだ) 錆(さ)びついた心臓さえ

忘れないで いたかっただけ…

満月が 呼び覚ます ゾンビが叫ぶ

「キャンディーをくれ」じゃないの 嗚呼

渇いた喉 震える声 愛した名前を叫ぶ

誰か 私を 覚えていますか？

戻りたい あの温もりへ

でも手は 君を 離さない

今夜だけは 許して この姿

覚えていて… 私を…