木の芽時にはのジャケット写真

歌詞

木の芽時には

Entique。

風に揺られているまだ冷たい枝らの

隙間から差し込んだ夕陽が

君の言葉飲み込むその度に僕の喉は

じんわりと染み込んだ痛みが

ここから見えていたんだ

君のいる場所も遠くなって

手を伸ばしたとしても

届かないほどの距離になる

あなたのその笑い声が忘れられなくて

この胸に残っている残像を抱きしめた

君を攫ってしまう春の風を恨む

忘れたくはないから心の中で生きている

河辺に咲いていた白い花の香り

子供みたいに追いかけたあの日々

はしゃぐ声重なってまた離れていく時

二人だけの時間がずっと続くと思っていた

無邪気な顔だったんだ

頭に今も浮かんでくる

振り返った瞳の奥で

何か言いたげに揺れる影

あなたがいるその街では星が見れないけど

代わりに何を求めて何を手にしていくんだろう

この世界を彩っていた記憶を辿って

忘れたくはないから暗闇でも君を感じた

行かないでよ

「変わらない」なんて信じられないよ

この温もりが残っている

あなたのその笑い声が忘れられなくて

心の奥にある灯火を抱いて

君を攫ってしまう春の風を恨む

忘れたくはないけど私はずっとここにいる

木の芽時に僕達は

また会えると信じている

  • 作詞者

    Entique。

  • 作曲者

    Entique。

  • プロデューサー

    Entique。

  • レコーディングエンジニア

    Entique。

  • ミキシングエンジニア

    Entique。

  • マスタリングエンジニア

    Entique。

  • グラフィックデザイン

    Entique。

  • ギター

    Entique。

  • ベースギター

    Entique。

  • ドラム

    Entique。

  • シンセサイザー

    Entique。

  • ボーカル

    Entique。

  • バックグラウンドボーカル

    Entique。

木の芽時にはのジャケット写真

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    木の芽時には

    Entique。

春の訪れ共に感じる別れの切なさと、残された記憶の美しさをテーマにしたバラード。柔らかなギターのアルペジオと温かみのあるメロディが、聴く人の心に寄り添うように響く。春の風が運ぶ過去の思い出と、それを手放したくないという感情が楽曲全体を包み込んでいる。どこか懐かしさを感じさせる旋律と、繊細なアレンジが特徴で、時間が経っても色褪せない感情を表現している。サウンド面では、シンプルながらも奥行きのある編曲が施され、アコースティックギターの温かい音色が楽曲の世界観を支えている。切なさの中に優しさや希望が垣間見えるような仕上がりになった。

単なる別れの歌ではなく、過去を抱きしめながらも前を向いて歩いていく強さや、変わりゆく季節の中で大切なものを忘れずにいることの意味を描いた。聴く人それぞれの心に寄り添い、長く愛される楽曲になればと思う。

アーティスト情報

  • Entique。

    東京都を拠点に2025年5月に結成された、全員が大学生の次世代バンド。 複数メンバーが作詞作曲を手がけるスタイルにより、ジャンルを横断する幅広い楽曲世界を展開。ポップスとロックを自在に行き来するサウンドと、誰かの“いま”に寄り添うリアルな言葉が多くの共感を呼んでいる。 2025年6月現在、SNSフォロワーは6,800人を超え、ネット発の熱量を現場へとつなげている。 同年6月28日には初のミニアルバム『strata』をリリース。 これまでに8枚のシングルを発表し、どれも違った顔を見せながらも芯の通った世界観が光る。SNSを起点に、ライブシーンでも着実にファンを増やし続けており、東京インディーの新たな波として注目を集める存在。 現代的なセンスと等身大の感性を武器に、共鳴の輪を広げている。 キャッチーさとエモーショナルさを併せ持つ音楽は、ジャンルや世代を超えて響く。 未来を担うバンドの“いま”を体感してほしい。

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