レディメイドに花束をのジャケット写真

歌詞

宵月

猫木文庫

畦道の石ころ連れて

どこかまだ遠くへ行こうとしてるだけ

月の灯はどこか儚いね

それはそれで綺麗だね

背伸びしても届きはしなくて

遠ざかる気がするんだ

気がするだけ

大きな月を 大きな月を見ていた

歩けば歩くほど見惚れてしまうような月を見ていた

湖を手尺で掬って

透き通るまま呑んで

裸足のまま歩いて行こうね

もう何も持たないで

まだ遠くへ

果てない世界を漂う僕はどうにも

あなたがいないと消えてしまいそうになるんだ

あなたのその透明の手を握らせて

今だけはその心で僕を満たしていて

あなたのことを あなたのことを想えば

こんなに暗く愚かな世界も生きて往けるかな

大きな月を 大きな月を見ていた

歩けば歩くほど見惚れてしまうような月を

夜が明けるまで それまではこのままでいようよ

もう少しだけ もう少しだけ見ていよう

今日は 今日は月が綺麗だね

  • 作詞

    猫木蒼

  • 作曲

    猫木蒼

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アーティスト情報

  • 猫木文庫

     京都の5人組ロックバンド。アルバムを一冊の文庫本と見做し、それを映画化するように音楽を奏でる。  脚本は主宰である猫木蒼により構築される。物語の断片がそれぞれの楽曲に宿され、その詩が彩花の透き通るボーカルで歌い上げられる。  第一作目となる「レディメイドに花束を」は、小説仕立ての朗読2編と特色ある4曲で構成されている。ダークでジャジーな「人紛い」疾走感満ちるロックチューン「ブルースター」スイングする煌びやかな「宵月」エピローグを飾る「神様がいなくても」。一貫していながらもジャンルを跨ぐ楽曲たちにより、何度でも聴けるストーリーアルバムとなっている。 Vocal 彩花/Guitar, Composer 猫木蒼/Piano 久郷晴香/Drumもちお/Bass, Sound Engineer ババキャン

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