歌詞

霧にかすむ　静かな水面

誰もいない　朝焼けのほとり

胸の奥で　ざわめく鼓動

それはまだ　見ぬ影の予感

風のない川に　糸を垂らして

待つのはただ　ひとつの奇跡

イトウよ、答えてくれ

この手で君を　感じたい

幻を追って　今日もゆく

誰にも言えぬ　この夢の意味を

目に焼きつけたい　その一瞬を

命が揺れる　その瞬間を

月明かりの河口で　息を潜めて

赤く光る　目を見たような

アカメのような　夜の幻

心が震えた　本能が叫んだ

幻を追って　夜をこえる

時を越えても　変わらぬ想い

釣れなくても　構わないさ

君がそこに　いるだけでいい

琵琶湖の闇に　ひそむ者よ

巨大なナマズ　夢の象徴

誰かの伝説じゃなく　自分の物語にしたいんだ

幻を追って　命けずる

重さよりも　熱さが欲しい

一尾の記憶が　世界を変える

それがぼくらの　ロマンだから

今日もまた　ラインを結ぶ

夢はまだ　終わらない