Lyric

突然訪ねて来た若い娘を

泊めてあげて糸を渡したら部屋に篭もって

機をトントン織り始めた

そんなことってたまにあるよね

雪深い大晦日の夜に

売れなかった傘をお地蔵様に被せて帰ってきたら

玄関前にどっさり贈り物

そんなことってたまにあるよね

見ないでよ　こっち　見てないよ　そっち

見たでしょ　こっち　見てたのは　あっち

沢山の不思議　起きる奇跡を

チラ見せする宇宙

泉に落とした鞠を拾ってもらったら

付いてきた図々しい蛙がピッチュパッチュ

同じ食器で同じベッドとせがむ

そんなことってたまにあるよね

親を亡くし　住むところも食べるものも着るものもない

貧しい少女がなけなしのパンと着ていた服を皆に恵む

すると空から星降る銀貨

そんなことってたまにあるよね

未来でも　大事　メッセージ　キャッチ

味方でしょ　タッチ　わたしのママは　やっち

沢山の不思議　起きる奇跡を

チラ見せする宇宙

「むかしむかしあるところ」の頃からある

この感覚は大人になってから　いや　こどもの頃からある

あぁ　この世の汚れたものばかりでなく

輝く世界の深淵を覗く新鮮な目を持ちたいものだ

読み聞かせられているのはどっちかな

育てられているのはどっちかな

よく見てよ　こっち　見てるよずっと　そっち

見てよ見てよ　こっち　見てる見てる　そっち

沢山の不思議　起きる奇跡を

チラ見せする宇宙

夢中　集中　見ないでよ