寂句のジャケット写真

歌詞

寂句

読谷あかね

舌打ちがいやに響く

腐すには遅れ過ぎた

更けるほどに冴え渡る

蓋開けりゃ無象の中

暗がりが宣うには

お前が選んだ果てだとか

読み違えて腹を這う

ここはどこだ

酔いどれた手でウェーブ描いた

ばら銭を挙って満たされた弾みに

袖から落ちたモラリティが

今、目の前を覆ってんだ

下らない つまらない

この正体を思い出して

嘲笑う怪光が

ほら鮮やか

稚い感傷で

幕間を謳歌したって

小利口にゃ似合わない

ハナからそうだった

正直者が馬鹿を見る

知能犯が夢を見てる

恋人が寝首を搔く

ここはどこだ

真上で実るマンチニールが

行方を照らす標識に思えた

斜めに折れた方法論が

また凍てついた土を遠ざけた

理屈を降りたマジカルナンバー

ちゃちな報復で踏ん反るのが滑稽だ

お一人様の雲水行脚

もう散々味わってんだ

遣る瀬ない 寄る辺ない

この生涯を賭したって

度し難いアトランダム

また外れた

不見転な性分で

楽な方に行ったって

何が間違ってんだ

失せたって結構だ

戻らない 戻れない

戻ろうとも願わない

燃え尽いた 塵だって

遥か彼方

冷え切った軽風で

茹だる脳が鎮まった

暫くは眠りたい

いつだってそうだった

  • 作詞者

    読谷あかね

  • 作曲者

    読谷あかね

  • プロデューサー

    読谷あかね

  • マスタリングエンジニア

    読谷あかね

  • グラフィックデザイン

    読谷あかね

  • プログラミング

    読谷あかね

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