歌詞

少年よ、思い出すといい

江ノ島にサヨナラを告げて

俺の憂鬱を引き剥がそうと

心奪われて

気になるあの娘の前で

泣くなんてダサすぎる

少し大人ぶってふかした

寂しさに溶け込む煙草

もう逢えないと思う時も

いつだって語り継がれてきた

死ぬだけじゃ物足りない

味は苦く染み付いて

今夜は甘えたくて

消えたくても消えられない

だから、ヤケになることだけ

覚えたての接吻を君にあげる

少年よ、思い出すといい

陸橋に足をかけて

死のうとしたあの夜

今では戻りたい？

気になるあの娘の為にも

生きて前を向かなくちゃ

「窮屈な人生だ…」って

酒に溺れた俺

「寒くなってきたね」と

握りしめて唇噛み締めた

「愛してる」「ねえ、愛してる」

頬に手を伸ばして

今夜は眠れない

世界はまるで俺を縛りつける

ここまで生きてきた

「頑張ったね」と優しく包み込んでよ

人はなぜ生きるのか

花や海は愛せるけど

どうしてだろう

誰を嫌うだろう

儚い生命は続いてゆく

少年よ、思い出すといい

己を愛した仲間と

ここまで生きてきた強さは

嘘には変えられない

もう逢えないと思う時も

いつだって語り継がれてきた

死ぬだけじゃ物足りない

味は苦く染み付いて

今夜は甘えたくて

消えたくても消えられない

だから、ヤケになることだけ

覚えたての接吻を君にあげる

十代の窮屈な幸せを

噛み締めて生きて

今日まで生きてきた

苦しかった

今夜は甘えたくて

情けなくて

ヤケになることだけ

覚えたての接吻を君にあげよう