Lyric

いつから始まる あいうえお

流れる雲も 漂う風も

生まれた場所は覚えてない

行き着く場所は知るはずもない

もしも虹色の太陽が描けたら

世界はもっと違って見えたのかな

太陽光遮った 雨も降らない街で

ヒグラシが鳴いていた

どうしてここにいるんだ

泣いてばかりの顔で思い切って這い出した

また明日 明後日も

変わらないこの呼吸

大丈夫だよなんて嘘つきさ

わかってよなんてワガママを

響かせられない弱虫さ

冷たくなっていった空気を吸い込む

もう見破っていたような顔してた

本当は見えてなかった

痛いような退屈が

期待も知らない街で

いつまでも子守唄

歌いたがっているんだ

なんでまた同じこと

重い霧で塞がって

また明日 明後日も

変わらない この呼吸

一切の思いも

世の中の届かない手紙も

一切の希望も

どこかに置いてきた

太陽光遮った 雨も降らない街で

折れた枝 閉じた芽が俯いていた

だけど空見上げてよ

もううんざりしたでしょう

暗闇の向こう側

太陽光遮った 雨も降らない街で

たった一つ見つけたよ

秘密の基地

大層なかさぶたで

いつの間に隠してた

笑っても泣いてても

変わらない この呼吸