歌詞

下らない事が満載の

人生の機微を噛み締めよう

壮大に滑稽な日々を

笑い飛ばしてみよう

ドラマのようにはいかなくて

私もあなたも結局は

必死になっている姿が

実に笑えるでしょう

でもね 俯瞰で見下ろしたら

やけに小さくって

ほらね 空から眺めたなら

蟻のような僕が

届かない明日と

君を追い駆けてる

そして優しい歌を歌いたい

この歌を君に届けたい

出鱈目な嘘で溢れてる世界で

憂鬱な目覚めの朝でも

孤独に襲われる夜でも

いつも寄り添える幾つもの歌を

例え分厚い雲に覆われて

陽射しの遮られた日でも

何気なく笑える話があるんだ

その場凌ぎの気休めでも

不意に口元が緩むような

そんな下らなくて優しい世界を

歌うよ

泣いたり笑ったり忙しい

生きてる事が煩わしい

悲劇も喜劇も紙一重

バランスがとれてない

もうちょっと足りない何かを

誰かに埋めて貰いたくて

躍起になっている僕等を

誰かが笑ってる

「あんな風に生きられたらいいのにな…」

現実と夢のギャップに苦悩してみたり

でもね 心を覗き込めば

とても儚くって

ほらね 取り出して見てみたら

熟れすぎた果実が

腐りかけているよ

夢を見失いそうな時でも

愛がひび割れそうな時も

僕らは泣きながら未来を見ている

暗闇の中にいる時も

希望の欠片を探してる

そういう本質を誰も備えてる

そうさ生まれた意味を探してる

片割れをどこかに求めて

僕らは当てもなく彷徨い歩いて

迷いながら何かを追って

泣きながら誰かを抱いて

そんな季節を駆け巡った奇跡を

歌うよ

君が笑えば僕の心は水彩画みたいに

瑞々しさで虹を描いて

色付いた世界を造り出していくよ

そして優しい歌を歌いたい

この歌を君に届けたい

悲しい言葉で溢れてる世界で

冷たい雨の降る朝でも

一人では泣けない夜でも

そっと寄り添える幾つもの世界を…

世界を…

例え明日世界が終わっても

どうにもならないとしたって

愛しくて笑える話があるんだ

いつの間にか全て忘れて

馬鹿馬鹿しく思えるような

そんな堪らなくて優しい世界を

いつか僕の不用意な言葉が

君を傷つけてしまっても

手招きしている幾つもの未来へ

君を連れて明日へいきたい

君とこの世界を生きたい

そんな愛しさで溢れてる世界を

歌うよ…

優しく…

歌うよ…