星の筆舌のジャケット写真

歌詞

星の筆舌

東亰浪漫

冷めた風のかほり 砂が散り惑ふ

砲は鳴り響けども 虚空を貫ゐただけ

影がまたひとつと 堕ちて踏まれてゐく

御霊が辿り着くのは 修羅か天道か

消へた友の灯も 消した彼等の心も

全て夢・幻だよと言はせてくれ

果てしなく広がる空に光る 同じ星をキミも見てるだらうか

生まれ来る吾子に込めた思ひが せめて届くやうに

触れた黑ひ浪に 刻を溶かしてゆく

白ゐ砂は海へ 呑まれ消へてゐく

夜に染まった驛舎で 墜とす冷たゐ泪が

雨と成って届いて欲しいと 祈ってゐる

刹那さを言葉にすれば二度と 逢へぬ気がするから心に秘めた

せめて星に託せるのなら今 募るこの想ひを

果てしなく拡がる天に輝る 星もいつか消へて誰も忘れる

限りある今に生きた証が 永久に殘るやうに…

  • 作詞者

  • 作曲者

    禍郎, 中也

  • プロデューサー

    東亰浪漫

  • ギター

    禍郎, 中也

  • ベースギター

    奈落

  • ドラム

    輪丸

  • ボーカル

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    星の筆舌

    東亰浪漫

アーティスト情報

  • 東亰浪漫

    大正113年(令和6年)8月結成。 東亰浪漫は、大正時代――短くも美しく、そして儚かった時代――の空気をまとい、その世界観を現代に描き出すバンド。 西洋文化への憧れと、日本の伝統美が交差した、大正浪漫という独特の美意識。 その華やかさの陰にあった混乱や葛藤、自由を求めながらも定めに抗えなかった若者たちの息づかいを、音楽とビジュアルで紡いでゆく。 退廃と希望がせめぎ合う激動の時代の記憶を、耽美な表現と緻密な音像で浮かび上がらせる―― さあ、浪漫の深淵へ。

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