イデアの標本のジャケット写真

歌詞

AromA

過言

覚えてる春の香を

秋先に想ってみてる

いつもそんな感じ

繰返す溜息は

縺れた陰を表した

愛されたい

数奇だから失った

好きだとか

涙とか

言葉とか

余裕とか

どこに居る?

愛されたい

だから選んだのは

私がさ傷付くって選択なの

とまらない過去の累積が

何年経っても

蝕む後悔ばっかだったね

雪が融けて桜が咲いても

散るのは何時かと

また失ったリフレイン

いつの間に変わる

構え方

皆はそれを大人と呼ぶのかな

誰がとは言わないけど

案外さ 世界は単純で

愛してたい

だから目を瞑らずに

関わり方

考え方

受け取め方

諦め方を探って

受け止めたい

打算とかではなく

繋がりを温めていたいの

踏みしめた雪の感触が

伝わって遠い昔の記憶が

目を醒ます

非日常こそ

日常の糧に

繋がっているよ

そして明日へと続いていく

消えてゆく芳香のように

柔らいで癒えて逝け

徒花の希いさ

死にたくはない

だけど強くもないから

いつまでも

このままいられるとは

思わないで

ぽつりぽつり

呟かずに元通り (ごめんねちょっと重いかな)

綴じて仕舞う

古書の香のようで

支えたい

与えたい

受けた恩を送れればなと

今日も一人

  • 作詞者

    過言

  • 作曲者

    過言

  • プロデューサー

    過言

  • レコーディングエンジニア

    過言

  • ミキシングエンジニア

    過言

  • マスタリングエンジニア

    過言

  • ギター

    過言

  • キーボード

    過言

  • ソングライター

    過言

イデアの標本のジャケット写真

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1st Full Album『イデアの標本』。

本作は、“天国”という終わりのない理想をテーマに据えた作品である。
手を伸ばしても決して触れることのできないそれは、常に明日のように遠く、輪郭を持たないまま意識の中に存在し続ける。

「イデアの標本」とは、現実には存在し得ない完全な像(イデア)を、脳内の断片として切り出し、音として定着させた記録である。
そこに収められているのは、理想そのものではなく、それに触れようとして歪んだ痕跡であり、内面から滲み出た不完全な現実である。

楽曲は、哲学的で厭世的な視点を基調としながら、過去に縋る感情や、現実から遊離したような浮遊感を纏う。
また、理論的に構築された複雑な音像と、歌詞を通じて何かを伝えようとする表現の両極を行き来しながらも、メロディの効き心地を一貫して重視している。

本作に明確な物語は存在しない。
しかし、すべての楽曲に通底するのは、過去を見つめ続ける視線と、そこから抜け出せない自己の輪郭である。

再録音された楽曲(Version)や再構築されたミックス/マスタリング(Remaster)は、単なる更新ではなく、過去の自己に対する再解釈として配置されている。

理想に触れようとするほど、現実は歪む。
その過程で生まれた断片の集積こそが、本作『イデアの標本』である。

アーティスト情報

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