

嗚呼 溶けた 溶けた
寂莫のアリアの夜
夢残る二時が揺ら揺ら
足は未だ 覚束無く
嗚呼 声が 声が
嗄れ 今際に至る迄
あとどれ程
残されてるのか
問うて片鱗に惑う
微睡まない
目は何かを見てる
望み薄に思えた
眠気が旅してる
手元の青
やがて沈めるだろう
儘ならない
事更なり
うつらうつらと
また zzz…
誰かから
運ばれたメメント
自我 薄弱と呼ぶか
コロニーとするのか
翌る日には
其れすらも些事とす
即席の鬱は夜だろう
大体はそうだろう
疼痛
信号を助けとするか
悠久
余暇を過ちとするか
“コペルニクス的”転回
定義に依り
覆る曖昧さ
薬は何処
朦朧
悔悟の嘘 呪詛
犇く海が黒く見えてた
重なる言の葉
何を隠そう
溶けて出た苦味が
いつの日か君たちに沁みて
癒えればと盈虚を泳ぐ
嫋やかに浮かんだ
月を眺めた夜は
いつの日かの
苦しみが凪の様
別れも夢として消える
「あの日のこと」になって消える
嗚呼
帰らずの向こう側
溶けた身体は偶像哉
片鱗に惑う
- 作詞者
過言
- 作曲者
過言
- プロデューサー
過言
- レコーディングエンジニア
過言
- ミキシングエンジニア
過言
- マスタリングエンジニア
過言
- シンセサイザー
過言
- ピアノ
過言
- ソングライター
過言

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過言
1st Full Album『イデアの標本』。
本作は、“天国”という終わりのない理想をテーマに据えた作品である。
手を伸ばしても決して触れることのできないそれは、常に明日のように遠く、輪郭を持たないまま意識の中に存在し続ける。
「イデアの標本」とは、現実には存在し得ない完全な像(イデア)を、脳内の断片として切り出し、音として定着させた記録である。
そこに収められているのは、理想そのものではなく、それに触れようとして歪んだ痕跡であり、内面から滲み出た不完全な現実である。
楽曲は、哲学的で厭世的な視点を基調としながら、過去に縋る感情や、現実から遊離したような浮遊感を纏う。
また、理論的に構築された複雑な音像と、歌詞を通じて何かを伝えようとする表現の両極を行き来しながらも、メロディの効き心地を一貫して重視している。
本作に明確な物語は存在しない。
しかし、すべての楽曲に通底するのは、過去を見つめ続ける視線と、そこから抜け出せない自己の輪郭である。
再録音された楽曲(Version)や再構築されたミックス/マスタリング(Remaster)は、単なる更新ではなく、過去の自己に対する再解釈として配置されている。
理想に触れようとするほど、現実は歪む。
その過程で生まれた断片の集積こそが、本作『イデアの標本』である。
アーティスト情報
過言
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