人生は表紙の無い小説みたいだ
書き出しの3行で 大体のあらすじは決まる
そうして毎日を捲る度に
結末が分かって 飽きてしまった
起承転結のない物語は
部屋で埃を被ったまま
サヨナラ 廃墟な日々
二人ぼっちで旅に出よう
言葉は空虚なままでもいい
君に届けばいい
人生のただの通行人が笑った
どの行も何処かで見たような話ばかりだ
でもいいさ たとえ借り物の言葉だらけでも
それは僕が好きで選んだ言葉だ
書き溜めた文章を
捨てるのが怖くなって
過去に縋って 情けなくって
部屋を出る
サヨナラ 廃墟な日々
二人ぼっちで待ち伏せよう
このまま空虚が滲んでもいい
空に歌えばいい
指先で惹かれあって
孤独とも混じり合って
もうじき夜の果て 構うな 構うな
もうちょっと惹かれあって
孤独同士で混ざり合って
君の本棚に並んだ
サヨナラ 廃墟な日々
二人ぼっちで旅に出よう
言葉は空虚なままでもいい
君に届けばいい
次の章のタイトルは決まった
- 作詞
mihiro
- 作曲
mihiro
小童 の“自文学”を
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