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「セタオーレーベル」は、世田谷区内の福祉作業所の方々とクリエイターの方々と共に、「音楽」という表現を通じて、福祉という概念やそれぞれの背景を超えた、新たな関係性や価値観を生み出すべく発足されたプロジェクトで、今作はseason3となる。
season3は、世田谷区上町の福祉施設「ハーモニー」で集音した音と、ハーモニーに通所するメンバーが体験した"幻覚"や"妄想"を題材にした「超・幻聴妄想かるた」、そして未発表の札を含めた7枚の札をモチーフに楽曲を制作している。
その中で本楽曲は、アーティストmonq designと、ハーモニーメンバーkagesanのコラボレーションによって生まれた楽曲。
「薬を飲むと床がゆれる 波のようにゆれる、誰か揺らしているのかな?」(kagesan)
集音で集めたのは、ハーモニーの日ごろの活動の中で生まれる64個の音や声。エストニアの古都・タリンを拠点とするサウンドエンジニアKamome Studioが集音した音は、立体的なハーモニーでの空気感を体感できる。各曲の題材となるかるたの字札を読み上げる声、音楽活動が好きなメンバーのベースやギターの楽器の音、施設で営むリサイクルショップ開店作業の音、週に一度近況報告を話し合うメンバーミーティング(愛のミーティング)の挨拶、換気扇の騒音などの音が楽曲中に散りばめられている。
また、本プロジェクトでは、楽曲配信による収益を、制作に関わる福祉施設とアーティストにレベニューシェアし、楽曲を再生するだけでサポートにつながる新たなビジネスモデルの構築を目指している。
セタオーレーベルは、世田谷区内の福祉作業所の方々とクリエイターの方々と共に、「音楽」という表現を通じて、福祉という概念やそれぞれの背景を超えた、新たな関係性や価値観を生み出すべく発足されたプロジェクト。福祉×クリエイターによって誕生した音楽を通じて、新しい挑戦や可能性をかたちにし社会に向けて発信。
seta ole label