社会人3年目のジャケット写真

歌詞

社会人3年目

Shian

とりあえず3年 謎の固定観念

これでいいのかって 先行きは不安で

ただ日々の安寧に この目が眩んで

いつの間にか3年目 変わらない盤面

受信ボックスに 溜まっていく未読メール

今日も先が遠い 退勤のゴールテープ

おはようからおやすみまで長時間労働

どれだけ働こうと全てみなし残業

覚醒を待つ作戦は大学生まで

対角線の優等生はすでに部下を抱え

ややもすればあいつのオペレーション下

これでもかってくらいの焦りと不安が

それでも買った苦労が経験に

お客の前では笑顔の名演技

先が遠い向こう岸 社会の荒波

逆らい続ける 自由との闘い

冷めた眼差し

「何がしたいか分からない」

それはもちろん自分が一番分かってる

分からないまま 進んだその先に

見える景色は蜃気楼よりも霞んでいて

それでもかすかに見えるものが確かに

何もないこの手をかざした明日に

何かが掴めそうなきっかけが

今ここ 生き返るぜ 死んだ目が

とりあえずがもういつの間にかで

走るうさぎには追いつけないカメ

もうダメかもしれないと思えた

絶望の先の暗闇を

敢えて光と呼ぶならまだ

瞬いた星にまた祈るよりも

やれることは未だありそうだ

理想は現実で塗り潰すのさ

飯に囚われた召使い

メシアはこの世にはいないらしい

救世主よりも給料日を待つ

忠誠を誓う従業員となる

出世に結婚 とうとう親に

周りと比べれば 相当ヤバい

焦りや不安はそりゃあるけども

所詮比較で生まれた感情さ

他人の声に左右されない

あくまで 一本道を行くLIFE

それ以上も以下もない事実

気づけたその日こそが吉日

やりがい 生き甲斐 今更要らない

理由なんか 言うなれば

命の継続 日々の連続

面倒臭いしがらみは薙ぎ倒す

有能、無能 仕分ける工場

どうしようもない奴ら 勝手にどうぞ

押し付けられた成長 成功

目標なくたっていつでも全力

とりあえずがもういつの間にかで

走るうさぎには追いつけないカメ

もうダメかもしれないと思えた

絶望の先の暗闇を

敢えて光と呼ぶならまだ

瞬いた星にまた祈るよりも

やれることは未だありそうだ

理想は現実で塗り潰すのさ

他人の物差し 市場の価値

分かったつもりの相見積もり

足元見られてぼったくり

そいつをひっくり返す 大博打

確信なんてあるわけないし

大したこともできないし

会心の出来と乖離する日々でも

己の意志が何より大事

必死に働き 迷惑かけない

その先にある何かのため

稼いだお金 誰のおかげ

各々が導き出す答え

これと言ったものがなくたって

今感じたものが全てだって

就職して3年目

恐ることなかれ 明日の夜明け

  • 作詞

    Shian

  • 作曲

    wicstone

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