Lyric

君に迷惑はかけまいよと

未開の脳がおびきだす

海抜5mから30mまで

鉄輪は勝手に滑りだす

髪も整えぬままに

何をやりたいかと思えば

たちまち濃霧が立ちこめて

焦りの中捻り出した結果は

後悔の渦に消えていく

どんな色した惨状を見ていますか

どんな音がこびりついていますか

どんな匂いを忘れましたか

どんな味を吐き出しましたか

どんな肌触りから離れましたか

質問はありますか

気の利いた言葉は歌に隠れて

質問はありますか

見えない自意識に手が食い込む

心のよすがを欲している

苦痛のメカニズムを探している

今にも倒れてしまいそうな身体の重心

ストロボのような情緒の切り替わり

会っても心は上の空

聞き取ることでいっぱいいっぱい

上手にパンツを脱ぐ方法は

検索しても出てこない

どんな色した夢をみたいか

どんな音を聴いていたいか

どんな匂いを思い出したか

どんな味を感じたいか

どんな肌触りを欲するのか

質問はありますか

そろそろ気が付いただろうか

質問はありますか

目の前にいる生き物の業の深さに

皮膚を裂き 開いた先には

つまらない心臓がつまっている