カルアミルクのジャケット写真

歌詞

カルアミルク

GL!TCHTiara

甘い、甘い、カルアミルク

それしかもう欲しくないの  

甘い、甘い、カルアミルク

息継ぎさえ忘れるの  

甘い、甘い、カルアミルク

「好き」よりずっと確かなこの酩酊だけが  

あたしの“現実”  

ねぇ、そうでしょ?  

乾いた喉には

ビールが少し苦すぎて  

背伸びした夜には

ワインが少し遠すぎて  

カウンターの隅

光を避けて座る  

震える声で告げた

いつものおまじない  

本当は、全部こわいだけ

君のその目に、映ることさえ

ミルクの白が、黒いリキュールに侵されてく  

境界線のグラデーション、そっと、見つめてた  

この一口が、あたしでいられるための魔法  

ねぇ、もう一口だけ…  

甘い、甘い、カルアミルク

それしかもう欲しくないの  

甘い、甘い、カルアミルク

息継ぎさえ忘れるの  

甘い、甘い、カルアミルク

「好き」よりずっと確かなこの酩酊だけが  

あたしの“現実”  

ねぇ、そうでしょ?  

「大人びたね」って君の

その目が嘘をつく  

君のグラスの氷

カラン、て寂しい音がした  

このテーブルの上

ふたつの違う甘さ  

混ざり合えないまま

夜に堕ちていく  

その強さも、その苦さも

あたしにはまだ、少し眩しい

アルコールの微熱が

ほんのり、輪郭をぼかす  

酔ってるフリだって

もう、どうでもいいでしょ?  

この一口が

「少女」でいられるための契約  

ねぇ、もう一口だけ…  

甘い、甘い、カルアミルク

これしかもう許されないの  

甘い、甘い、カルアミルク

君の味さえ忘れるの  

甘い、甘い、カルアミルク

「愛」よりずっと優しいこのまどろみだけが  

あたしの“全部”  

ねぇ、そうでしょ?  

違う、わかってる

二十歳なんてただの言い訳  

ミルクという優しさに

リキュールという孤独を混ぜて  

酔い続けないと

明日が、ただ怖いだけ  

“幸せ”って、きっと

こういう味なんでしょ…?  

誰か、このグラスを、奪ってよ  

甘い、甘い、カルアミルク

それであたしはできてるの  

甘い、甘い、カルアミルク

君ごと、もう飲み干して  

甘い、甘い、カルアミルク

「未来」よりずっと確かなこの一口だけが  

あたしを生かしてる  

ねぇ、いいでしょ?  

あたしが君の

カルアミルクで

いいでしょ?  

甘い

こわせない…

…君の、味…

  • 作詞者

    GL!TCHTiara

  • 作曲者

    GL!TCHTiara

  • プロデューサー

    GL!TCHTiara

  • レコーディングエンジニア

    GL!TCHTiara

  • ミキシングエンジニア

    GL!TCHTiara

  • マスタリングエンジニア

    GL!TCHTiara

  • グラフィックデザイン

    GL!TCHTiara

  • ベースギター

    GL!TCHTiara

  • ドラム

    GL!TCHTiara

  • キーボード

    GL!TCHTiara

  • シンセサイザー

    GL!TCHTiara

  • ボーカル

    GL!TCHTiara

  • ピアノ

    GL!TCHTiara

カルアミルクのジャケット写真

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    カルアミルク

    GL!TCHTiara

Art Popの新たなる万華鏡、GL!TCHTiaraが、最新デジタルシングル『カルアミルク』をリリースした。

夢の中のような「甘い、甘い、カルアミルク」という囁きから、この物語は始まる。本作が描くのは、背伸びした夜のバーカウンターで、甘いカクテル『カルアミルク』にしか、心の拠り所を見つけられない少女の、痛切なモノローグだ。

「大人」の世界の苦さや強さから逃れるように、甘い酩酊に依存することでしか自分を保てない、その脆さと潔さ。サウンドは、気だるさを帯びた都会的なビートの上で、ジャジーなピアノがメロウな旋律を奏でる、スタイリッシュなArt Popに仕上がっている。

その洗練された音像と、あまりに無防備な歌詞とのコントラストが、聞き手の胸を締め付ける。GL!TCHTiaraの「美しい狂気」が、最も感傷的で、最も身近な形で表現された一曲。

アーティスト情報

BGM JAPAN MUSIC

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