夢を描いた音楽を
嘲るような八月の朝
ああどうしたって
エイミーにもカートにも
なれなかった僕を君は
君だけは笑わないでいた
汚れた空き箱、
痣に響く生緩い言葉に
何かを期待したって
現実は残酷で
いつかオーバーした境界線も
消えないまま
ずっとずっとずっと
ノートに踠いていた
言葉を失って
変わらない闇い景色の中
君は...明日を願っていた!
僕の全部全部安いのだ
僕の全部全部浅いのだ
未完成を演じたって
何ひとつも残せない
もう全部灰になれるなら
ああそれでいいや
どれくらい幸せだろうね
世間が選んだ音楽に
呑まれるような憂鬱の朝
ああどうしたって
鮮やかに花が咲く
陽だまりの中で僕は
僕だけは実らないようで
刻んだ足跡風に失せる、
緩くない時代に
誰かを恨んだって
現実は冷酷で
全身全霊で才の溝は
埋まんないんだって
きっときっときっと
本当は気づいていた
涙を匿って
くだらない闇い景色の中
君は...希望を持っていた!
僕の全部全部安いのだ
僕の全部全部浅いのだ
腐り切った歌詞なんて
響く訳がないだろう
もう全部君にあげるから
ああそれでいいや
音楽も明日も僕も不要だ
僕の全部全部安いのだ
僕の全部全部浅いのだ
取り憑くような枯れた日々が
いずれ君を殺すだろう
もう僕が死んでこの歌が
ああ花咲くなら
ああ
僕の全部全部安いのだ
僕の全部全部浅いのだ
それはきっと青く澄んで
君の枷を壊すから
もう全部全部さよならだ
ああそれでいいや
最低の最高傑作だ
空を見た
快晴が笑った
- 作詞
水谷駿
- 作曲
水谷駿
水谷駿 の“心中公演”を
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- ⚫︎
心中公演
水谷駿
だから僕は、死ぬことにした。