夜を待ってるのジャケット写真

歌詞

夜を待ってる

Kazuhei Tamada

子どものころの夢を見ていた

眠れない夜に流れたモノクロ映画

月明りの下 レンガ造りの路地裏で

踊る二人の影と あと、なんだっけ

 

今はもう聴かなくなった好きだった歌

ひとりで繰り返した歌詞を

ふと思い出して

 

少しさみしい

遠く、遠くへ

落ちる夕日 青い影

ビルの明かり

空に浮かび上がる月

今日がまた終わっていく

 

くたびれた午後のホーム

うつむく人たち

時間はとっくに過ぎているのに

まだ来ない電車

意地悪な妖精たちが出てこないような

誰も傷つかないおとぎ話を聞きたい

 

子どものころの夢を見ていた

眠れない夜に流れたモノクロ映画

月明りが届かない部屋の中で

あの頃の私がまだ泣いている

 

少し冷えた静かな街を

照らす光 青い影

遠く、遠く

昇る日の後ろ側

また次の夜が待ってる

悲しみには慣れることしかできなくて

朝になるまで踊る 星のない街の中

だれかに聞いてほしかった

あの頃の気持ちが今でも

ときおり空に浮かんで

雲がほつれて

 

きらめく街も星降る夜の明るさも

だれかと寂しさを分けあえた日のことも

すべては置き去り

カーテンからこぼれた朝の中で

居残る記憶はグラスにたまったまま

 

悲しみには慣れることしかできなくて

朝になるまで踊る 星のない街の中

だれも聞いてくれなかった

あの頃の言葉が今でも

ときおり空に浮かんで

雲がほつれて

悲しい話をたくさん集めて、また次の夜が

胸が張り裂け こぼれ落ちても

ここで夜を待ってる

  • 作詞

    高橋聡

  • 作曲

    Kazuhei Tamada

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    夜を待ってる

    Kazuhei Tamada

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