

バレエに行く ふりをしながら
ゲームセンターで 夜をつぶした
ピアノの音より 爆音の方が
あの頃のアタシに 似合ってた
父親にせびった はした金を
握りしめては 街へ逃げてた
帰りたない理由なんか
誰にも 言えへんかった
制服のままで ディスコに紛れ
大人になれると 信じてた
煙草の煙で 隠したものは
ほんまは強(つよ)ない 心やった
強ぅなりたかってん
誰より自由でいたかってん
愛され方なんか
あの頃は わからへんかった
夜のネオンを 履き潰して
ガラスのヒールで 生きていた
傷だらけでも 笑ってた
泣かへんようになるくらい
パンを買うはずの 500円は
コーヒーと煙草に 溶かしてた
クラスの誰かの おかずをつまみ
平気な顔して 笑ってた
優しい先輩 危ない男
何度も恋して 何度も壊れた
愛されたかっただけやのに
上手く甘えられへんかった
十八の夜に 年齢(とし)を書き換え
知らへん世界へ 背伸びしてた
お金が欲しいと 言いながら
ほんまは居場所を 探してた
眠れへん夜に 煙を吐いて
大人になったふりで 街を歩いて
愛されたいとか 言えへんままで
強がることだけ 上手(うま)なって
誰かの温もり 探してた
帰る場所なんか 欲しなかった
そやけど気づけば 守りたいもの
この腕の中で 泣いていた
強なりたかってん
誰より自由でいたかってん
愛され方なんか
あの頃は わからへんかった
夜を何度も 飛び越えて
傷つきながら 生きてきた
ガラスのヒール脱ぎ捨てて
ちょっとだけ 大人になった
二十一の冬 小さな命
震える手のひらで 守ろうとした
逃げたい夜も あったはずやのに
あんたはちゃんと 産むと決めた
テレビの中の 魔法少女みたいに
強ぅなれたらって 笑(わろ)てたなぁ
少女に似た名を 呼びながら
初めて未来を 抱きしめた
強なりたかってん
誰より自由でいたかってん
でもほんまに欲しかったんは
帰れる場所やったんやね
夜のネオンを 抜け出して
あんたは今日も 生きている
ガラスのヒールのその先で
やっと見つけた 愛を抱いて
泣かへんままで 大人になった
あの日の少女へ
幸せになってや
- 作詞者
USKE
- 作曲者
USKE
- プロデューサー
USKE
- キーボード
USKE

USKE の“ガラスのヒール”を
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ガラスのヒール
USKE



