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「白い蹉跌(さてつ)2020」—— 40年越しの想いを歌に込めて
遥か昔、高校時代に8ミリフィルムで約40分の学園ドラマを自主制作した。物語も演技も未熟だったけれど、音楽まで自分たちでバンドを組んで演奏した、すべてが手作りの作品だった。
劇中で事故死する役を演じたのは、アメリカンフットボール部のエースであり、バンド活動もこなす、明るくて人気者の同級生。完成した映画を上映した際には、感動して涙を流す女子生徒の姿もあり、彼と肩を並べてその笑い合ったものだが。
そのわずか1ヶ月後、彼は本当に事故で命を落としてしまった。しかも、ガールフレンドと一緒に。
あれから40年以上の時が流れ
あの映画のために作ったインストゥルメンタルのテーマ曲に、歌詞をつけ、シンガーソングライター・大光寺圭が心を込めて歌い上げたのが、この「白い蹉跌2020」である。
いつか会える… きっと会える
その思いは、今もこだましている。
この曲の完成後、当時の映像を織り交ぜたドキュメンタリー作品の主題歌となり、高校の後輩たちにも、当時の思いを届けることができた。
1979年11月2日生まれ。神奈川県綾瀬市出身の女性シンガーソングライター。 2005年、「ピーチムーン」でインディーズデビュー。翌2006年には、マキシシングル「待ち合わせをしましょう」でメジャーデビューを果たす。かつてはガールズバンド「ラムネ」(2004年4月解散)でギター・ボーカルとしても活動。 2009年には、自身の楽曲「私の水平線」がフジテレビ系列『ライオンのごきげんよう』のエンディングテーマに採用され、全国的な注目を集めた。 音楽活動に加えて、看護師として医療の現場でも働き、書道6段(師範)の資格も持つなど、多才な一面を発揮している。 現在は地元・綾瀬市を拠点に、シンガーソングライターとしてライブや楽曲制作を行いながら、看護師としても地域に貢献。毎年9月に開催される「あやせ音楽祭」では実行委員長を務め、音楽を通じたまちづくりにも力を注いでいる。 さらに、2025年12月に綾瀬市オーエンス文化会館で上演予定の、あやせの市民ミュージカル『ケサランパサラン』には楽曲を提供。地域文化の発信や育成にも積極的に関わっている。
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