

夕方五時の風が
少し冷たくなって
長く伸びた影を
何となく踏んで歩いた
昨日と同じ街なのに
今日は違って見えるのは
僕らの方が少しずつ
変わっているからかな
昔は遠く感じてた
ビルの向こうの空も
いつの間にか見慣れて
名前さえ呼ばなくなった
「このままでいられたら」
そんなこと言った気がする
誰が言ったか忘れたけど
なぜか声だけ残ってる
いつか僕らも
違う場所で暮らして
好きだったものも
少しずつ変わって
それでもふいに
思い出すのかな
今日みたいな
何でもない日を
久しぶりに開いた写真
知らない顔で笑ってた
あの頃の僕は今を
どんなふうに見るんだろう
思ってたより普通で
思ってたより迷ってて
それでも悪くないよって
言えたらいいんだけどな
答えを急いでいた頃は
立ち止まるのが怖かった
今なら少しくらいなら
遠回りも許せる気がする
失くしたものを数えるより
残ったものを見ていたい
言葉にしなくてもずっと
ここにあるものを
群青に染まる空を
僕らは黙って見ていた
明日のことなんて
ひとつも決まってないのに
なぜだろう
あの頃より今の方が
少しだけ遠くまで
行ける気がしてる
同じ道を歩くことが
答えじゃないと知ったから
それぞれ選んだ場所から
また同じ空を見ればいい
さよならって言うほど
終わりじゃないし
またねって言うほど
約束もできない
だから何も言わず
歩き出すくらいが
僕らには似合ってる気がした
群青に染まる街で
僕らは少し大人になる
忘れたくないなんて
無理に覚えてなくていい
いつかどこかで
立ち止まった時に
今日の風を
思い出せたなら
それでいい
- 作詞者
UZUKI
- 作曲者
UZUKI
- プロデューサー
UZUKI
- ボーカル
METAVOID

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群青
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