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歌詞

Forbidden Apple

久三

最初はただ綺麗だった

光を映す真っ赤な林檎

指先が触れるたびに

少しずつ色を失っていく

棚から落ちたその瞬間に

世界の音が変わった

誰も拾おうとしないまま

風だけが撫でていった

腐っていくのを ただ待つなんてできない

痛みさえも生きてる証だろう?

まだ食べられるうちに

どうか僕を選んでくれ

甘いかどうかも知らないけど

齧られなきゃ意味がないんだ

価値も味も知られぬまま

朽ちて土に還るなら

せめて誰かの口の中で

一瞬でも“このために生きた”と言わせてくれ

陽の当たらぬ場所で

静かに呼吸をしてた

虫が這う音さえ

もう、寂しくはなかった

まだ赤い皮の奥で

心が腐ってく気がした

“捨てられた”ってことさえ

きっと愛の名残なんだ

あぁ どうして誰も見ない?

まだ僕は腐りきってない

この傷は 誰かを愛した証

醜いほどに 真っ赤な祈り

壊れていくほどに

もっと人が恋しくなる

涙で滲む空を仰ぎながら

最後の願いを噛みしめる

腐る前に 愛の感触を知りたい

それだけでよかった

誰かの舌の記憶に残るなら

それが僕の“夢”だから

ねぇ あなたの胸にもあるでしょ

小さな赤い果実が

それがあなたの“心”

まだ…誰にも食べられていない

壊れていくほどに

もっと人が恋しくなる

涙で滲む空を仰ぎながら

最後の願いを噛みしめる

価値も味も知られぬまま

朽ちて土に還るなら

せめて誰かの口の中で

一瞬でも“このために生きた”と言わせてくれ

  • 作詞者

    久三

  • 作曲者

    久三

  • プロデューサー

    久三

  • ボーカル

    久三

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    Forbidden Apple

    久三

アーティスト情報

  • 久三

    心の奥に触れる、言葉のかけらたち。 傷ついた誰かにそっと寄り添い、 忘れかけた感情を呼び覚ます。 久三(きゅうぞう)は、痛みも、喜びも、迷いも、 「そのままの感情」で歌うアーティスト。 ラップ × バラード、語り × 詩、 静かなメロディの中に、鋭い言葉を宿す。 SNSではその日常に潜む“本音”を切り取った言葉たちが共鳴を呼び、 数々のリリース曲が、心の奥にひっそりと届いている。 心を燃やし、歌に変える。 それが Kyuzou の生き方であり、創作の核。 日本発、魂で叫ぶ男 Kyuzou。 感情を限界まで研ぎ澄まし、痛みも怒りも希望も「この歌に変える」Kスタイルの提唱者。 その声は叫びのように熱く、祈りのように静かに響く。 「それぞれの旗」「冷静なる支配論」「首輪の国、裸の勇者」「錆びた鼓動」 どの曲も、聴く者の心を撃ち抜く感情の刃を放つ。 Kyuzou の音楽は悲しみを拒まず、それを愛に変える。 そして、屈しない心と生きる誇りを掲げる音楽。 聴く者の胸に灯をともす、それが Kスタイル。 「この歌が残るなら、それでいい。」 その信念のもと、Kyuzou は今日も魂を鳴らし続けている。

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