Lyric

俺には親もいない

おばあちゃんもいない

帰る場所もない

ずっと さみしかった

だから自分で作り始めた

とても小さな居場所

冷たい夜を そっと包む

静かな 小さな 温もり

記憶の中で あの日の母の

優しい眼差し 温かい手

そっと触れたら 消えてしまいそうで

ありがとう もう会えないけど

わがままばかり言って

優しくできなくて ごめんね

今なら 少しだけ

あの日の涙の意味がわかる

昭和という 激動の時代の中

自分の傷と向き合う余裕もなく

それでも 僕を育ててくれた

ありがとう ただ ありがとう

記憶の中に そっと残る

小さな愛情 これだけで十分

あなたがくれた 小さな愛

僕は僕なりに 生きていくよ

あなたの強さから学んだ

あなたの死からも学んだ

親の死は 最後の贈り物

死という現実が

大切なことに気づかせてくれた

乗り越えていくよ

俺を育ててくれて

ありがとう