

夢に見た 赤い屋根 貨物船 海鳥たち
窓辺のサボテン
朝の光に艶めく紫陽花を見つめている
妻の背中を僕は見つめている
みんな気づいてないんだよ
君は弱いんじゃない
優しいんだよ
そのまま変わらないで良い
温かいカフェオレを二つ並べて
生きていこう 荷を背負い 傷をなめ 汗をかき
北へ向かう季節を窓辺から見よう
しゃがみこむ君の華奢な足首にある傷
静かな躊躇いの中で
僕は見つめている
きっと痛かったろう
ちゃんと癒えるまでに時がかかるんだろう
せめてこの手で触れたい
美しい瘡蓋に愛を感じている
もしそれが幻でも
信じてみる価値がある
彼女が静かに僕の手を握る
雨の音、月の影、雪の機微、木々の揺らぎ
窓から見ている、それで良い
生きていこう 泣きわめき 恥をさらし 強く抱き合って
最後の日も帰ろう
僕らの家
幸せの家
- 作詞者
中山将
- 作曲者
中山将
- プロデューサー
中山将
- レコーディングエンジニア
中山将
- ミキシングエンジニア
中山将
- マスタリングエンジニア
中山将
- ギター
中山将
- ボーカル
中山将

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- ⚫︎
ハーモニー
中山将
- 2
サウスマウンテンユニバーシティ
中山将
- 3
東中野の安アパート
中山将
- 4
釣行
中山将
- 5
少年
中山将
- 6
記録
中山将
- 7
永遠の中庭
中山将
- 8
世捨て人の灯台
中山将
- 9
紫陽花のポポニャーラ
中山将
- 10
誇り
中山将
- 11
春の手紙
中山将
- 12
風のゴルドベルグ
中山将
- 13
幸せ
中山将
かつて
東京は荒川区に暮らしていた頃
そして父となる直前に、宅録で残したアルバム
乾いた部屋で、ありのままに残した「小さな記録」
アーティスト情報
中山将
1988年岐阜県岐阜市生まれ、ピアノの講師をしていた母と、フォークソング好きの父を親に持ち、音楽と共に育つ。高校からアコースティックギターでの弾き語りと作詞作曲を本格的に始める。 大学では日本文学を学び「詩」へ精通していく。 現在は妻、息子二人と暮らしながら。じっくりと演奏活動を実施している。 1stアルバム「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」 、2nd「生きる風景」(広沢タダシプロデュース)、3rd「TINYRECORD」と3枚のアルバムをリリース。 柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、繊細なポエトリーリーディング。「詩」へのこだわりを持った音楽表現。 唯一無二のジャパニーズシンガーソングライター。
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