TINY RECORDのジャケット写真

歌詞

ハーモニー

中山将

夢に見た 赤い屋根 貨物船 海鳥たち

窓辺のサボテン

朝の光に艶めく紫陽花を見つめている

妻の背中を僕は見つめている

みんな気づいてないんだよ

君は弱いんじゃない

優しいんだよ

そのまま変わらないで良い

温かいカフェオレを二つ並べて

生きていこう 荷を背負い 傷をなめ 汗をかき

北へ向かう季節を窓辺から見よう

しゃがみこむ君の華奢な足首にある傷

静かな躊躇いの中で

僕は見つめている

きっと痛かったろう

ちゃんと癒えるまでに時がかかるんだろう

せめてこの手で触れたい

美しい瘡蓋に愛を感じている

もしそれが幻でも

信じてみる価値がある

彼女が静かに僕の手を握る

雨の音、月の影、雪の機微、木々の揺らぎ

窓から見ている、それで良い

生きていこう 泣きわめき 恥をさらし 強く抱き合って

最後の日も帰ろう

僕らの家

幸せの家

  • 作詞者

    中山将

  • 作曲者

    中山将

  • プロデューサー

    中山将

  • レコーディングエンジニア

    中山将

  • ミキシングエンジニア

    中山将

  • マスタリングエンジニア

    中山将

  • ギター

    中山将

  • ボーカル

    中山将

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かつて
東京は荒川区に暮らしていた頃
そして父となる直前に、宅録で残したアルバム
乾いた部屋で、ありのままに残した「小さな記録」

アーティスト情報

  • 中山将

    1988年岐阜県岐阜市生まれ、ピアノの講師をしていた母と、フォークソング好きの父を親に持ち、音楽と共に育つ。高校からアコースティックギターでの弾き語りと作詞作曲を本格的に始める。 大学では日本文学を学び「詩」へ精通していく。 現在は妻、息子二人と暮らしながら。じっくりと演奏活動を実施している。 1stアルバム「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」 、2nd「生きる風景」(広沢タダシプロデュース)、3rd「TINYRECORD」と3枚のアルバムをリリース。 柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、繊細なポエトリーリーディング。「詩」へのこだわりを持った音楽表現。 唯一無二のジャパニーズシンガーソングライター。

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