

雨降りの中三つ編みとリボンを
揺らし歩いている少女
新品の長靴
紫陽花色のカッパ
白い雨傘
ピョンピョン跳び跳ね
水溜まりがパッシャン
そうして目を開くと
そこは違う世界
ほんの少し違う世界
キャンディーの雨粒
傘が奏でるメロディー
紫陽花のポポニャーラ
少女は踊った
とても心地が良かった
色とりどりの気持ち
花壇の隙間から
カタツムリが言った
君に宝物をあげる
その瞬間あたりは銀色に輝き
少女はまた目を閉じた
愛犬のジュジュが頬を舐めて目が覚めた
いつもと同じ世界
でも少し違った
少々の心の中にはキラキラ輝く何か
ラララ
少女は笑った
とても心地が良かった
白と黒だけではない
色とりどりの気持ち
- 作詞者
中山将
- 作曲者
中山将
- プロデューサー
中山将
- レコーディングエンジニア
中山将
- ミキシングエンジニア
中山将
- マスタリングエンジニア
中山将
- ギター
中山将
- ボーカル
中山将

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ストリーミング / ダウンロード
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中山将
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中山将
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中山将
- 11
春の手紙
中山将
- 12
風のゴルドベルグ
中山将
- 13
幸せ
中山将
かつて
東京は荒川区に暮らしていた頃
そして父となる直前に、宅録で残したアルバム
乾いた部屋で、ありのままに残した「小さな記録」
アーティスト情報
中山将
1988年岐阜県岐阜市生まれ、ピアノの講師をしていた母と、フォークソング好きの父を親に持ち、音楽と共に育つ。高校からアコースティックギターでの弾き語りと作詞作曲を本格的に始める。 大学では日本文学を学び「詩」へ精通していく。 現在は妻、息子二人と暮らしながら。じっくりと演奏活動を実施している。 1stアルバム「鈍行列車の窓から僕らはハレー彗星を見た」 、2nd「生きる風景」(広沢タダシプロデュース)、3rd「TINYRECORD」と3枚のアルバムをリリース。 柔らかな歌声、メロディメイカーとしての妙技、シニカルなアコースティックギターの音色、繊細なポエトリーリーディング。「詩」へのこだわりを持った音楽表現。 唯一無二のジャパニーズシンガーソングライター。
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