余白のジャケット写真

歌詞

眠る死骸を跨いで

BST

月過ぎゆく無実の無知

武器のない口 ずきずき浮き沈み

後悔 後方に帆を張って

頬ずりする方向感覚

がんじがらめ

寒暖差 だんだん 感じるのは

なんのためなんだ

視界 いまピカピカ光る

苦い自我を今まで

シカトしたシナリオ

まやかしにまだ甘やかされ雨宿り

ただ探して 枯らして

赤子のまま 眼 漂う

さかさまの 赤レンガ

あからさまな淡い泡

人々は死後の色と営みを

異論なく色々思考する

白い息 回れ右 秘密基地

見違える一ミリ ギリギリ君を導く

騒々しい雑居ビル

眠らせて 夢を見る

想像してみてよ

凹凸ない 白を

霧のかかる未知

死んでいく四季

無慈悲 意味をとかして

ピリオド ピリオド ピリオド

知りもしない意義を縮こめ

リリシズムを耳に引き込み

歌を歌うよ

無様な塞がれた

プラスチックプラネタリウム

裏側に暮らすプランクトン

ふらふらと浮かぶクラゲすら繋ぐ

まっさらな真っ平 カッターシャツ

待ったなしでさんざめく

ワンダーランド

沈黙でしんと死んでいく近代都市

金色の琴線に浸透

眠る絶望削り取り 別々の悦に

エクスタシーを得るべく

接続雪原 節度なく欠如する熱

説明不要の刹那

白銀に咲く花 さくさくと

瞼にチャプター着弾

危なげなあるがまま

金色コンクリ 曇天 温度計

混沌コンセプト

包み込む 俯く映し鏡

難しくつつましく

鋭く狂わしい

すぐに来る冬景色

移る無痛の宇宙にくるくると浮く

騒々しい雑居ビル

眠らせて 夢を見る

想像してみてよ

凹凸ない 白を

騒々しい雪が降る

〇時過ぎに君が来る

音もなく溶けていく

凹凸ない 白を

  • 作詞

    BST

  • 作曲

    BST

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43分あれば、

500kcalは消費できるし、
ネットショップで好きな服を注文できるし、
皿洗いはできるし、 録画してたドラマもみれるし、
スーパーに買出しにいけるし、
埼玉から東京にいけるし、
告白のメールを打てるし、
いいところまで小説が読めるし、
晩御飯もつくれるし、
FXで1000万円稼げるし、
愛する人とセックスができる(普通の長さなら)

それなのに、そんな貴重な43分を、このアルバムに捧げてくれる。
それが「余白」です。

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