Lyric

大冒険したジャングルが

小さな公園だったこと

名前も知らないあの子が

たぶん初恋だったこと

身体は大きくなった

心はどうだろう

転んで泣かないくらいには強くなったけど

栞を挟んだあの続きは

もう読むことはないね

大切なものは沢山あった

誰かにとっての価値は無くたっていいけど

涙を流した夜にそっと思い出して欲しいな

公園の隅っこ秘密基地は

気付けば無くなっていたし

大好きだったあの漫画は

もう終わってしまったね

なんとなく騙し、騙しで

飲み込んで来たけど

これがさ、大人になるってことなのかな

嫌いだった野菜も

今は残さずに食べられるのにな

大切なものは確かにあって

誰かにとっての価値じゃ測れやしないけど

涙を堪えた貴方の隣に在って欲しいな

探してる答えは後ろのページには載ってないからね

白紙のページを埋めて行かなきゃ

さぁ栞を外して

スポットライトも必要無いね

照らされなくても歩いて行くんだよ

ありふれたものが僕の全てだって

今なら言えるよ

笑って「また明日ね」

手を振った姿をずっとずっと眺めていた

失くしてまた見つけて

そうやって繰り返した

何度も何度も

涙は乾いたけど

心はどうだろう

大丈夫、その奥にはちゃんと僕がいるから