再生した愛情なんか
耳鳴りに大差もないような
反響した感情論が
すれ違う声もかき消していく
繰り返した最終回が
壁に焼きついていくなら
満たされた低層階じゃ
これ以上何も望めなくて
咲いた花は灰になって
枯木の根は崩れている
宵闇から巻き戻して雲は切れていく
天井画は塗り潰して
晴天さえ隠している
もういっそこんな物語は
閉ざしてよ
この部屋で一人きり歌う声は
どこに届くのだろう
明日嗄れたとしても
あなたは今を生きていくの
擦り切れた境界線が
外へと招いてるのなら
口にした口実さえも
吐き捨てることが出来たのかな
このまま何も知らぬままで最後なんだと悟って
体裁だけ取り繕いただ不実なこの体に吊るした
僕らが捌く命の糸はどうしたって弱いままで
夜光に呑まれていく
排気ガスは砂に落ちて
清廉さを絆していく
染みていったあのグラウンド
帰りたくなくて
夕闇まで塞ぎ合って
彗星から溢れていく
今日だってこんな眩しいのに
届かない
今泣いて泣いて壊れても
何も変わらないのでしょう
一人きりで生きていく事が
出来たとしても
悲しみが全て壊していく
僕は誰に歌うのだろう
明日この声が届く先に
続きは描けるの
- 作詞
幽
- 作曲
幽
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Replay
幽
どうしようもなくもがき苦しんでも、今いる場所から抜け出せない時がある。閉じ込めた感情、繰り返される光景、行き詰まる時間。その全てが自分を蝕んで壊していく。
そんな歌です。
アーティスト情報
幽
お前の後ろにいるぞ
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